なぜ？粘液腺の働きが重要なのか

粘液腺(ねんえきせん)ってご存じですか？
普段あまり聞きなれないですよね。

実はとても重要な働きをしていて、
・唾液を分泌
・食べ物を分解
・咀嚼(そしゃく)するたびに頭部へ血液・リンパ液を上げる手伝い
・嚥下(えんげ)障害
・パニック障害、ウツ
などにも関係しているとされています。

私は食物をよく?まない「早食いは万病の元」と常々お伝えしています。

その訳は、食物を噛み砕くことだけではなく、食べすぎを防ぐ、唾液の
酵素による消化を促進、肥満や便秘をはじめ様々な慢性病の予防にも
つながると考えているからです。

ちなみに、嚥下障害一つをとっても、誤嚥性(ごえんせい)肺炎につながる
ケースが非常に増えており、最近では先日亡くなられた長嶋茂雄さんの
原因ともお聞きしています。
昨今、肺炎の死亡者数に占める割合がどんどん高くなっています。

現代人がよく噛まなくなった原因には、柔らかい食べ物を多く食べる
ようになったことも挙げられると思います。

今日ご紹介する記事の「粘液腺の重要性」を参考にしていただいて、
「よく噛む」ことをもう一度見直すきっかけになりましたら幸いです。

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粘液腺の重要性

粘液腺の唾液は咬筋深部(こうきんしんぶ)の部分から唾液を分泌する。

ここの部分は頭部に向けての血液・リンパを上げるポンプと連動していて、
咀嚼(そしゃく)するたびに血液・リンパを頭部にあげている。

咬筋深部は嚥下(えんげ)をするときに使うので硬縮(こうしゅく)していると
嚥下障害をおこす。

粘液腺は耳下腺(じかせん)、顎下腺(がっかせん)、舌下腺(ぜっかせん)の
効果を高める重要な働きをすると共に食べ物を分解する。

右側が詰まるとパニック障害、左側が詰まるとウツになる。