発酵水は、母なる海の恵みの日本在来の天然海藻(緑藻類・褐藻類・紅藻類)
およそ30種類を独自製法で長期自然発酵させて、手づくりで原液づくりをしている発酵飲料です。

大部分のサプリメントは無意味!



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私は20代後半の若い頃、ごく普通の勤め人をしていた頃、食べ物のことや
健康のことなどに全く興味も関心もなく、妻のすすめに従ってプロテインを
はじめ、ビタミンやミネラルなど様々なサプリを両手にてんこ盛りになるほど
食べていました。

ちなみに、これは食事の他にです。
ホントにお腹いっぱいになるほど摂っていました。

その結果はというと、短期的にはとても調子が良くなった記憶があります。

そして30代後半から勤め人をやめて、健康や病気、美容に関係する仕事を
はじめて、今日に至ります。

その間、国内外でいろんな仕事をしましたが、ようやく40代半ばで現在の
発酵水の仕事をはじめることができました。

発酵水の事業で、色々な商品開発をしましたが、その中にいわゆるサプリや
健康食品などがありました。
錠剤やカプセルのものなど色々です。

そうして様々な試行錯誤や経験を経てたどり着いた答えが、サプリやいわゆる
健康食品の類はやるまいということでした。

端的にそのワケをいうと、錠剤やカプセルなどを商品化するときに本命の
原料はほんのわずかしか配合できず、あとは増粘剤などの色々な原料が
大半を占めてしまうということを知ったからです。

これでは何のための商品化か、わからなくなってしまったのです。

そして、その後様々な知見を経て、私の基本的なスタンスが、仕事も人生も
「自然の法則」「自然の摂理」を一番大事にしたいと強く固まったのです。

それに照らし合わせて考えると、サプリや機能性食品などはことごとく
自然界には存在しないもので、不自然なものなので、私たちの自然治癒力を
本来あるべき姿に取り戻すことはおろか、逆に低下させてしまうと気づいた
のです。

もちろん、すべてのサプリなどが絶対にダメだとは言いませんが、メディアの
の番組やCMなどでこれでもかと繰り返し洗脳されるほとんどの商品は、
私の経験からしてもけっしておすすめしません。

それでは、集英社オンラインさんの記事『大部分のサプリメントは無意味!
日本だけで1兆円の市場規模も医学的なエビデンスはなし』を、ご紹介
致しますので、少しでも皆さんの参考になりましたら幸いです。

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大部分のサプリメントは無意味!
日本だけで1兆円の市場規模も医学的なエビデンスはなし』
集英社オンライン 2024/11/2(土) 17:01配信
https://shueisha.online/articles/-/251940

正しい医学知識がよくわかる あなたを病気から守る10のルール #4

気軽に栄養を摂取できることから多くの人が毎日摂取しているサプリメント。
だが最新の研究では、サプリメントのメリットはほとんど立証されなかった。
それどころか摂取することで健康を害す恐れもあるという。

UCLA准教授で医師の津川友介の著書『正しい医学知識がよくわかる
 あなたを病気から守る10のルール』より一部抜粋・再構成し、
正しいサプリメントの知識をお届けする。

【日本のサプリメント市場は1兆円超え】
健康に気をつけている人ならば、サプリメントの1つや2つ飲んでいるのでは
ないだろうか。
薬は嫌いだけれども、サプリメントだったら飲むという人も多いと思われる。

外食が増えたり、仕事が忙しくてついつい不健康な食生活をしてしまった時に、
サプリメントを飲むことでその悪影響を「相殺」することを期待している
人もいるだろう。

健康状態を劇的に改善することはないけれども、副作用もないだろうから
とりあえず飲んでおこう、くらいの気持ちで飲んでいる人もいるようだ。

普段の食生活を健康的にするのはすごく大変だが、サプリメントであれば
それほど努力は必要ない。
おそらくそれが多くの人がサプリメントに頼っている1つの理由だろう。

でもこれらのサプリメントに関するイメージは本当に正しいのだろうか?

コンビニやドラッグストアに行くと、数多くのサプリメントが販売されている。
ビタミン剤、コンドロイチン、コラーゲン、コエンザイムQ10、プラセンタ、
ニンニクエキスなど挙げればきりがない。

ある試算[*1]によると、日本の健康食品・サプリメントの市場規模は
約1兆4000億円であるという。


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【大部分のサプリメントは無意味】
サプリメントで本当に健康になれるのであれば、それに越したことはない。

それではサプリメントと健康の関係について、エビデンスの観点からは
どのようなことが分かっているのだろうか。

結論から言うと、健康にメリットがあると考えられているサプリメントは数少ない。
サプリメントの市場規模が大きいこともあり、それによって利益を生み出そう
としている企業がたくさんある。

これらの企業が積極的に研究に資金提供していることもあり、サプリメントに
関しては様々な研究[*2]が行われているが、その大多数が期待されたような
効果を得られていない。

代表的な例を挙げて見てみよう。

おそらくいま世界で最も活発に研究が行われているのが、オメガ‐3脂肪酸と
ビタミンDの2つであろう。

オメガ‐3脂肪酸とはαリノレン酸(ALA)、エイコサペンタエン酸(EPA)、
ドコサヘキサエン酸(DHA)など、魚やナッツ類に含まれるいわゆる
「健康に良い油」のことである。

魚やナッツ類の摂取量が多い人ほど心筋梗塞や脳梗塞など動脈硬化で
血管が詰まる病気のリスクが低いということは複数の研究結果で証明されて
いるため、オメガ‐3脂肪酸がその要因となる成分なのではないかと考えられ、
研究が進められてきた。

2018年にコクラン(世界中の研究者と協働でエビデンスを統合し発表する、
英国を本部とする研究チーム)によってオメガ‐3脂肪酸に関するエビデンスが
統合され、検証[*3]された。

オメガ‐3脂肪酸に関して79の実験(総勢11万2059名の被験者)が同定され、
そのうち25の研究が質が高いと評価され検証された。

その結果、オメガ‐3脂肪酸を摂取しても心筋梗塞などによって死亡する確率は
変わらないと結論づけられた。

もっと詳しく見てみると、ALAの摂取によって心臓の不整脈のリスクが
3.3%から2.6%へとごくわずかに下がる可能性が示唆されたが、効果が
あまりに小さかったため、研究者たちはオメガ‐3脂肪酸の心臓への
メリットはほとんどないと結論づけた。

さらに、2019年にVITAL試験と呼ばれる2万5000人以上が被験者となった
大規模な実験[*4](この研究はオメガ‐3脂肪酸とビタミンDの両方の効果が
評価できるようデザインされていた)の結果が報告されたが、
やはりオメガ‐3脂肪酸のサプリメント摂取によって、がんおよび心筋梗塞の
リスクは下がらなかった。

では、昨今期待されているもう1つのサプリメントである、ビタミンDは
どうだろうか?

残念ながら、ビタミンDに関しても、まだ「健康上のメリットがあるという
エビデンスはない」というのが結論であるようだ。

2014年に発表されたコクランの検証[*5]では、159の実験結果が同定され、
そのうち56の研究の質が比較的高く、評価可能であるとされた。

その結果、高齢者に限りビタミンD3(ビタミンDは、キノコ類に含まれる
ビタミンD2と、魚に含まれるビタミンD3に分けられる)によって死亡率が
下がる可能性が示唆されるものの、研究の質が全体的に低く、ビタミンD
摂取による健康上のメリットははっきりしないと結論づけられた。

ビタミンDやカルシウムのサプリメントが、骨折の予防になるのか、という
観点においても、エビデンスが不十分で、ビタミンD摂取による健康上の
メリットがあるともないとも言えないと結論づけられた。

そもそもビタミンDは日光を浴びると皮膚で合成されるため、サプリメントで
摂取しなくても日光を浴びれば良いという説もある(もちろんそれでも
ビタミンDの量が不足するのでサプリメントが必要という意見もあるが……)。

前述の最新のVITAL試験では、ビタミンDサプリメントの健康への影響も
評価[*6]されたが、偽薬(何の効果もない偽物の薬)と比べてがんや
心筋梗塞を引き起こすリスクは変わらないという結果であった。

【サプリメントは時に健康を害する】
ではどのようなサプリメントを摂れば良いのだろう、そもそも私は
サプリメントを摂った方が良いのだろうか?と迷ってしまう方もいるだろう。

米国の医学雑誌『JAMA Internal Medicine』に患者向けの説明文章[*7]がある。
ここではそれを参考に、私が一部説明を加えたものを紹介する。

(1)サプリメントは健康に有害な成分を含むことがあり、薬や他の
サプリメントと一緒に摂取すると健康に有害な作用を及ぼす可能性がある
(アメリカでは年間約2万3000人がサプリメントが原因と考えられる
健康被害で救急外来を受診していると推計されている)。

(2)サプリメントに対する規制は弱く、その安全性や有効性に関する
国の機関による評価はほとんどされていない。

(3)バランスの取れた食事によって、多くの場合健康を維持するのに
必要なビタミンや栄養素は十分摂取できる。
日本ではしばしばカルシウム不足が指摘されているが、前述の通り
サプリメントによるカルシウムの補充が骨折の予防になるという
エビデンスは不十分である。

【それでもサプリメントを摂るべき人】
一方、サプリメントを摂る必要がある人もいる。それは次のような人である。

(1)妊娠可能年齢の女性で、妊娠する計画がある場合。

(2)骨粗鬆症があり、食事によって十分量のビタミンDが摂取できない場合。

(3)血液検査によってビタミンB12欠乏症、鉄欠乏性貧血、亜鉛不足に
よる味覚障害などが指摘されており、医師からサプリメントの摂取が
指示されている場合。

(4)消化器の病気を有していたり、消化器の手術を受けており、
それに伴う栄養の吸収障害がある場合。
例えば、胃を切除すると鉄分やビタミンB12の吸収障害による貧血、
カルシウム吸収障害による骨粗鬆症がしばしば起こる。
その場合はサプリメントによる補充が推奨される。

特に妊娠初期に葉酸の摂取量が少ないと、二分脊椎をはじめとする胎児の
神経管閉鎖障害と呼ばれる先天異常のリスクが上がることが知られている。

妊娠中には通常よりも多い葉酸が必要で、食事からの摂取だけでは不足する
可能性があるため、葉酸のサプリメントによる補充が推奨されている。

妊娠が成立する1か月前から摂取することが有効だとされており、妊娠に
気づいたころには遅いため、妊娠を計画している女性だけでなく、
妊娠する可能性がある女性には葉酸のサプリメントは推奨される。

また、妊娠24週から1日2.4gの魚油のサプリメント(EPAとDHA)を摂る
ことで、早産のリスクが減少[*8]し、生まれた子どもが3歳までに気管支喘息
や気管支の感染症にかかるリスクが下がる[*9]という実験の結果もある。

魚油のサプリメントは副作用がほとんどないとされているので、妊娠中の
女性は摂取を検討しても良いだろう。

例えば病院で鉄欠乏性貧血が指摘されており、鉄分のサプリメントを
摂取するように指導されている人はその摂取は続けた方が良いだろう。

味覚障害があり、病院で亜鉛のサプリメントを試してみるように言われ、
それで症状が改善している人もいるだろう。

このように、病院で医師によってサプリメントを摂取することが
推奨されている人は、食事だけでは何らかの栄養素が不足している
ということであるので、きちんと飲み続けてほしい。

まとめると、
サプリメントを「なんとなく身体に良さそうだから」と摂取することは
おすすめできない。
健康上のメリットがなくてお金の無駄遣いなだけでなく、飲み合わせなどで
健康被害を生じてしまう人たちもいるからである。

その一方で、妊娠前の女性や病院で何らかの栄養不足を指摘された人の
ように、サプリメントが健康上有益であると考えられる人たちもいる。

自分がどのパターンに当てはまるかよく考えて頂き、賢くサプリメントを
使いこなすことをおすすめしたい。

津川友介(つがわ ゆうすけ)
東北大学医学部を卒業後、ハーバード大学で修士号、博士号を取得。聖路加国際病院、世界銀行、ハーバード大学勤務を経て、2017年から現職。著書に10万部超のベストセラー『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』、『世界一わかりやすい「医療政策」の教科書』、共著に『「原因と結果」の経済学』などがある。

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