発酵水は、母なる海の恵みの日本在来の天然海藻(緑藻類・褐藻類・紅藻類)
およそ30種類を独自製法で長期自然発酵させて、手づくりで原液づくりをしている発酵飲料です。

脳からの指令なしに独自の命令を出せる唯一の臓器「腸」





腸が生まれたのはおよそ40億年前で、脳が生まれたのはそれから
およそ35億年後の、今からわずか5億年前と言われています。

最近では「脳腸関係」とか、「腸は第2の脳」とか様々な表現が
されるようになってきました。

今日は東京医科歯科大学名誉教授の故藤田紘一郎さんの著書
『脳はバカ、腸はかしこい』の中から、一部抜粋編集して、
幸せな脳は腸が作るー脳からの指令なしに独自の命令を出せる
唯一の臓器「腸」をご紹介致します。

本書を読むと、藤田紘一郎さんがいかに破天荒でユニークな人柄で、
人生をエンジョイされたかを窺い知れます。

私個人としては、色々学ばせていただき感謝しています。
大変好きな方でした。

本記事が少しでも皆さんの参考になりましたら幸いです。

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『脳はバカ、腸はかしこい』
藤田紘一郎著 三五館

幸せな脳は腸が作る
脳からの指令なしに独自の命令を出せる唯一の臓器「腸」


うつ病になった人の脳内セロトニン含有量は少ないとされています。
セロトニンは卵や魚、乳製品などに含まれているトリプトファンという
必須アミノ酸を原料に腸内でビタミン類の力を借りて合成しています。

だからといってうつ病になった人に豆や魚、乳製品を食べてもらうと
うつ病が治るかというとそうではありません。

腸内細菌がバランスよく存在しないと、合成するときのビタミンが不足し
セロトニンが作れないのです。

最近私は、腸内環境の悪化がうつ病や不安神経症を促している可能性を
示唆する研究結果を発表しました。

脳の健康は腸の健康であると同時に、腸の健康は脳の健康であると
考えられるようになったのです。

幸せ物質であるセロトニンが90%腸に存在していることは何度も述べました。
腸内に危険な物質が入ってくると、腸内のセロトニンが働いて脳に危険な
物質を胃から吐き出せと命令を出させると同時に、脳を介せず下痢という
手段で体内から危険な物質を排泄しようとします。

このように脳から指令がなくても、独自のネットワークによって命令を
発信する機能を持っているのは、臓器の中でも腸だけです。
腸のセロトニンの働きが心の健康にも重要な影響を与えているということです。

腸は身体にストレスを受けると、不安を打ち消すためにセロトニンを分泌します。
そのときセロトニンが急激に増えると腸が不規則な収縮を繰り返し、
動きが活発になります。

ストレスを感じたときに男性は下痢になり、女性は便秘になったりしますが、
これは一種の防御反応の結果です。
セロトニンが腸を守ろうとしている証拠です。
さらに強いストレスを受け続けると、腸のわずかな動きでさえ痛みとして
感じることがあります。
それはセロトニンが脳に危険を知らせる信号を出すようになるためです。

腸内環境を保つためには、ストレスのなるべく少ない生活を心がけ、
セロトニン量を一定に保つことが大切です。
しかし現代社会ではストレスに満ちており、私たちはなかなかストレスから
逃れることはできません。
そこで腸を回復させる食べ物をとることが重要です。

それでは、腸内環境を整えてセロトニンを活性化する食べ物とはいったい
なんでしょうか。

私たちが作ってきた文明社会で困ったことの一つが「活性酸素」を多量に
生む社会にしてしまったことです。
私たちは便利で快適な生活を目指してきたわけですが、それが「活性酸素」
を多量に生むことになったのです。

たとえば、食品添加物や残留農薬が多く含まれている食品を摂ったり、
濃度の高い塩素が入っている水道水を飲んだり、排気ガスやタバコの
煙などの影響によっても、腸の中で活性酸素が発生してしまいます。

また、強いストレスにさらされたり、電化製品からの電磁波や外界からの
放射線、紫外線の影響によっても発生します。

この活性酸素が、セロトニンを作るのに大事な腸を攻撃しているのです。
文明社会に住んでいる私たちは、活性酸素を消す「抗酸化力」のある
食品を積極的に摂る必要があるのです。
抗酸化力のある食品はすべて植物性の食品です。
植物の中に含まれている「ファイトケミカル」という化合物に強力な
抗酸化作用があるからです。




最近、特に注目されているのがオリーブオイルです。
オリーブオイルには抗酸化成分であるポリフェノールやビタミンEが
含まれ、他の植物油と比べて酸化されにくいオレイン酸が多く含まれています。

オリーブオイルは紀元前4000~3500年前から使われていたようです。
オリーブの実から油をとっていた形跡がギリシャ地方に残されています。

現在、オリーブは世界各地で栽培されていますが、特に世界一の生産地で
あるスペインのアンダルシア地方のオリーブオイルは、良質で人気が高く、
世界中に広く流通しています。

ただし、蒸気や溶剤などを利用して精製されたオリーブオイルでは抗酸化
成分や有効成分が取り除かれてしまうので、低温圧搾のエキストラバージン
オリーブオイル(酸度0.8以下)を利用するのがよいでしょう。

このようにオリーブオイルは、腸の働きをスムーズにして腸内環境を
整える作用を持ち、同時に活性酸素による酸化や過酸化脂質の発生を
防いでくれます。
結果として、腸からのセロトニン分泌を助け、脳の働きを改善する効果も
期待されているのです。

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