腸に働いてもらうためのいくつかの方法

ドイツでミリオンセラーとなったジュリア・エンダース著『おしゃべりな腸』から、
一部抜粋して、「腸に働いてもらうためのいくつかの方法」をご紹介致します。
時々軽い便秘や、長年悩まされている便秘まで、食べた物やストレス、オーバーワーク、
睡眠不足、海外旅行などの環境の激変など、様々な原因により生じる腸からの
メッセージの一つが便秘という症状として現れると思います。
昨今、医療機関などでは便秘外来を新設するところもかなり増えています。
本情報が少しでも皆さんのお役に立てましたら幸いです。
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『おしゃべりな腸』
ジュリア・エンダース著
「腸に働いてもらうためのいくつかの方法」
軽い便秘ならちょっとしたことで腸を再び働かせることができます。
以下のヒントを参考にしてください。
1.腸壁に活を入れ、やる気を起こさせる食品成分があります。食物繊維です。
食物繊維は小腸では消化されないので大腸に入ります。
そして腸壁をノックして、「おーい、出してくれ」と叫ぶのです。
最も効果的なのはオオバコの実の皮ですが、食べやすいのはプルーンでしょう。
どちらも食物繊維を含んでいるだけでなく、腸の中により多くの水分を集める
働きがあります。
そのため排便がスムーズになります。
効果が現れるまで2、3日かかります。
旅行に出発する前日や旅の初日に摂取するのがいいでしょう。
荷物が多くて、プルーンを持っていくのが大変なら、食物繊維のサプリメント
錠剤や粉末を薬局などで買うこともできます。
ちなみに、水に溶けない種類の食物繊維は腸に強い作用を及ぼしますが、腹痛を
引き起こすこともあります。
水に溶けるタイプの食物繊維は効き目はそれほど強くありませんが、腸の
内容物をよりなめらかにするので、身体にはやさしいと言えます。
植物の種子は水に溶けない食物繊維を多く含む一方で、果肉には水に溶ける
食物繊維が多く含まれています。
自然は実にうまくできています。
食物繊維を多くとっても、水を十分飲まなくては意味がありません。
乾燥している食物繊維はただのかたまりで役に立ちません。
水を含むことで初めて大きく膨らみます。
水を含んだ食物繊維は、機内で脳が映画を楽しんでいるあいだ、腸がやがて
仕事をしてくれるように「お守り」の役目を果たします。
2.便秘のとき、必ずしも水をたくさん飲む必要はありません。
すでに十分な水分をとっている場合には、それ以上身体に水を流し込んでも、
あまり役に立ちません。
もともと水分が足りていない場合は別です。
水分が足りないと、腸が内容物から水分を吸収して便が固くなってしまいます。
特に小さな子供は、高熱を出すと身体から多量の水分が蒸発してしまうので、
便秘になりやすくなります。
飛行機に乗っているときも水分がたくさん失われます。
空気が乾燥しているからです。
汗をかかないのでわかりにくいですが、水分は失われています。
飛行機の中で鼻が乾くことに気づく人は多いでしょう。
そういう場合はたくさん飲んで、体内の水分量を一定に保つよう心がけましょう。
3.我慢をしない。
便意をもよおしたら、トイレに行きましょう。
ふだんトイレに行く時間がだいたい決まっているなら、なおさらです。
ふだんは朝トイレに入るのに、旅行中はそれを我慢したら、腸との信頼関係が
くずれてしまいます。
腸はいつも通りの仕事がしたいのです。
数回我慢するだけで、神経と筋肉は便を閉じ込めておくのが正しいことだと
思い込んでしまいます。
日がたつにつれ、元に戻すのは難しくなります。
また、便は腸内にとどまる時間が延びれば延びるほど、水分を失います。
すると、どんどん硬くなっていきます。
2、3日我慢するだけで、立派な便秘の始まりです。
たとえば1週間ほどキャンプをするなら、できるだけ早いうちに「ぼっとんトイレ」
に慣れておきましょう!
4.プロバイオティクス(訳注:人体にいい影響を与える乳酸菌やビフィズス菌などの
微生物のこと)とプレバイオティクス(訳注:プロバイオティクスの増殖を促す物質)は
疲れた腸に新しい力を呼びさまします。
詳しいことは薬局で尋ねるか、本書の後半をお読みください。
5.散歩は必ずしも必要ではありません。
ふだんよく運動していた人が急に身体を動かさなくなったら、腸の活動も弱まることが
あるのは事実です。
でも、いつもどおり身体を動かしているのに便秘になった場合は、散歩をしてもたいした
効果は期待できません。
これまでの研究によると、激しいスポーツをして初めて腸の働きに目立った改善が
見られるといいます。
つまり、散歩程度の運動をいくらしたところで、くたくたにならなければ、便秘は
解消しないということです。
≪トイレスイング≫
斬新な方法をお探しの方には「トイレスイング」をお勧めします。
①まず便座に普通に座ります。
②そして、上半身を太もも近くまでかがめてから、また元の位置に戻します。
③これを数回繰り返します。
誰も見ていないので、恥ずかしがらないでください!

しつこい便秘もあります。
その場合、腸の神経が混乱し、ふてくされているのだけが原因ではありません。
つまり、本格的に対処する必要があります。
紹介したヒントやトイレスイングが効かない場合は、ほかの方法を試すべきです。
そのためには、便秘の原因を知っておかなければなりません。
原因がわからなければ正しい対処ができないからです。
ですから急に便秘になったり、異常に長く続いたりしたときは、必ず医者に
相談してください。
生まれつき腸の働きがゆっくりな人もいますが、糖尿病や甲状腺障害が原因で
便秘になることもあるからです。
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