発酵水は、母なる海の恵みの日本在来の天然海藻(緑藻類・褐藻類・紅藻類)
およそ30種類を独自製法で長期自然発酵させて、手づくりで原液づくりをしている発酵飲料です。

印鑰 智哉 米以上に危ない大豆









印鑰智哉さんのFBブログから、「お米以上に危ない大豆」をご紹介致します。

昨年から続く米騒動で、一躍食料としてのお米問題がクローズアップされて
いますが、お米以上に大豆がもっと危ないと印鑰智哉さんが警鐘を鳴らして
くれています。

大豆が自給率の問題だけにとどまらず、アメリカやブラジルなどからの
輸入に大きく依存した場合、遺伝子組み換えや大量の残留農薬といった
避けて通れない危険な問題に直面します。

そして、私たち日本人にとってなくてはならない味噌、醤油、納豆、豆腐などの
伝統的な日本文化を失ってしまう可能性があります。

もっともっと日本と世界の大豆の現状、今後の推移についてまずは真実を
知ることから始めていきたいと思います。

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米以上に危ない大豆
印鑰 智哉 2025年5月4日 10:55
https://www.facebook.com/InyakuTomoya


米の高騰が止まらない。稲作農家がどんどんいなくなっている。
政府は何をしていると思うのだが、今、政府の関心事は大豆とトウモロコシを
米国から輸入を増やして、トランプのご機嫌を伺うことだろう。

でも、大豆は米以上に危ないことを知っているだろうか?
すでに大豆は飼料や加工食品用も含めると、自給率はわずか6%しかない。
豆腐や納豆などに使われる食用大豆においても20%前半。
そして、輸入されるのはほとんどが遺伝子組み換え大豆となっている。
その輸入の中で米国からの輸入が7割を占める(残りは2割がブラジルで、1割がカナダ)。
 
日本では稲作に比べて、大豆は機械化が進んでおらず、手間がかかる上、
輸入大豆との競合で値段は叩かれてしまうので、稲以上に生産者が
確保できなくなっている。

一方、米大陸の大豆生産は機械化が進んでおり、価格ではまったく太刀打ち不可能。
もっとも、米国の大豆はほとんど遺伝子組み換え大豆であるし、
グリホサートなどの農薬の利用も多く、消費者がその実態を知れば、
避けたいと思うはずだが、加工食品などでは知らぬ間に買ってしまう。

飼料も遺伝子組み換え大豆を使っていることが表示されないので、
消費者の力もなかなか及ばない。
 
一方、ヨーロッパはどうなのか、というと、世界最大のNon-GMO大豆の
生産国であるブラジルに投資したり、ヨーロッパ内での大豆生産を強化する
政策を取って、資金を投入して、遺伝子組み換えでない大豆を確保している。
もっとも、ヨーロッパの人にとって大豆は家畜の餌などであって、
直接食べるものではない。
 
それに対して日本では、大豆は豆腐や納豆、醤油や味噌のように直接的な
食用になるものだ。
それだけ密接なものだけに、この大豆の危機はもっと深刻なものになるはずだ。

この間、日本でも大豆トラスト運動などが生み出されて、努力はされてきたが、
政府の施策ゆえ、その生産も厳しい状況にある。
そこにさらなる輸入拡大をすればどうなるか、ということだ。
 
特に日本食の要となる味噌や醤油で使われる在来種の大豆の確保が危機的な
状況になっている。
同じ大豆であればいいのではない。
米国産の大豆であれば、これまでの風味も出せないだろう。

しかし、その食文化の根幹を支える在来種の大豆も栽培する生産者の
高齢化が進み、後継ぎがなければ消えてしまう。
気候変動も直撃しており、農家の負担は高まるばかりだ。

もし、その大豆が米国産大豆に置き換わった時、日本の食文化はどうなって
しまうだろうか?



おいしい味噌汁を飲んだ時の満足感は他に変えられないと思う。
不安定な体調でも、味噌汁を飲むことで回復の一歩を踏み出せる気になれる。
実際に腸内環境を守る上でも、大事に育てられた大豆から作られた味噌に
上回る薬は他にあるだろうか、と思うほどだ。
もし、それがなくなったら、本当に日本の食はどうなってしまうのか、
危機は深まっている。
 
一方、ブラジルは世界最大のNon-GMO大豆の生産国だが、その生産も
厳しくなってきている?。
なぜかというと、いったん遺伝子組み換え大豆の生産が支配的になると、
遺伝子組み換えでない大豆の生産は困難になる。
交雑の心配があるだけでなく、輸送路も既存の大豆とは異なるルートを
確保しなければならず、保存や運搬にも莫大な費用がかかってしまう。
 
米国やブラジルでの遺伝子組み換え大豆の生産は今のような形で長く持つとは思えない。
生態系に与える影響が大きすぎて、生産は長期的には減少に向かうだろう。
 
その時に、自給率の低い国はどうなるか、ということも考える必要がある。
だから、ヨーロッパが域内大豆の生産に力を入れるのも当然の流れと言えるが、
本来、ヨーロッパ以上に大豆が食文化の中で大きな位置を占める日本では
強化どころか、真逆の流れになっているのが現状である。
そこにトランプへのカードとして大豆輸入を出す日本政府。「朝貢外交」に
対して抗議の声を上げたい。
 
そして、在来の貴重な大豆を守ることの重要性を今、改めて確認したい。
それぬきに日本の未来もないだろう。

(1) ブラジルで行われたNon GMO Summitのプレスリリース
https://www.ohnegentechnik.org/…/Non-GMO_Summit_Brazil…

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