発酵水は、母なる海の恵みの日本在来の天然海藻(緑藻類・褐藻類・紅藻類)
およそ30種類を独自製法で長期自然発酵させて、手づくりで原液づくりをしている発酵飲料です。

究極のユーモアの深い実話



薄紅に染まる夕富士 焼津市石津浜

今日は昨日の「ユーモアとジョークの違いとは」に引き続き、「究極のユーモアの深い実話」を斉藤英治さんの旧メルマガから引用してお伝えいたします。

私は今、自分なりの死生観をもって生きて、そして終焉を迎えるまで意識進化をすすめていきたいと思っていますが、これからご紹介するエピソードはあまりにもすごくて、深すぎて、自分の場合は?と思わず考えさせられてしまいます。

まず、このお母さんのようなユーモアは言えませんし、とてもできない気がします。
すごいですね。

それでは、アルフォンス・デーケンさんの講話より、「究極のユーモアの実話」をご紹介させていただきますので、参考にされてください。
2020年08月6日 16時57分 投稿分の再投稿

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究極のユーモアの実話
アルフォンス・デーケン
斉藤英治メルマガより

先日聞いたアルフォンス・デーケンさん(上智大学名誉教授)の講演会の中で、どうしても忘れられない、また忘れてはいけない究極のユーモアのエピソードについて、お話しておきます。

なお、デーケンさんは、「死の準備教育( Death Education)」(死とは死ぬこと)と、「ユーモア学(ユーモアの研究と実践)」の世界的な研究者である。
また、この二つのテーマ(死ぬこととユーモア)を見事に実践した素晴らしい感動的な実話のことです。

それは実際にあった話だそうですが、ニューヨークに住んでいるあるお母さんが、あと2時間しかもたないだろうという臨終の床についていたそうである。
その周りには、息子と娘の家族が見守っていた。

そのような時、そのお母さんは、こう言った。
「ウィスキーが飲みたい」、「氷を入れた水割りで」子供達家族は、それを聞いてびっくりした。
そのお母さんは、ほとんど、ウイスキーやお酒を飲んだことがなかったからである。
それを急いで用意して、差し上げると、それを美味しそうに飲んで、次に、「タバコを吸いたいわ」と言ったという。
そこで長男はたまりかねて、「医者はタバコは良くないと言ってますよ」といったところ、「死ぬのは、医者ではなくて、私ですよ。
タバコを頂戴」といって、ゆうゆうとタバコを吸い、皆さんに感謝して、「天国でまた会いましょう。バイバイ」と言って、そのまま息を引き取ったという。




この実話は、私に三つのことを教えてくれたような気がする。

一つ目は、
ユーモアとは、二つのポイント「他人への愛と思いやりのための自己風刺」、「自分が大変なことになっているにもかかわらず、笑顔をする」
この二つのポイントを、お見事に、二つとも実践したことである。

つまり、最後のときになっても、子供達に、ユーモアと笑顔のプレゼントを残して行ったその愛情と優しさである。

二つ目は、
死んだ後に、明るい希望を持っていたことである。

三つ目は、
最後の時にも、本当に自立した凛とした立派なお母さんとしての、人間としての役割を果たして、この世を去っていった姿は、涙を持ってしか語れない事だ。

ここで思い出すのは、「天は自ら助くる者を助く」という福澤諭吉の言葉であり、またドイツ語の格言、「 Der Helfer ist die Hilfe」(助ける人自身が助けである)を肝に銘じたいと思った次第です。

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