発酵水は、母なる海の恵みの日本在来の天然海藻(緑藻類・褐藻類・紅藻類)
およそ30種類を独自製法で長期自然発酵させて、手づくりで原液づくりをしている発酵飲料です。

ユーモアとジョークの違いとは



※地元の焼津市大井川町吉永 童謡で有名な「月の砂漠」の浜にて


以前私がよく読ませていただいていた斉藤英治さんのメルマガ(残念ながら現在は廃刊)から、印象に残っている「ユーモアとジョークの違いとは」についてご紹介いたしますす。

皆さんはおわかりですか?
ユーモアとジョークの違いについて。
う~ん、何となく・・・、えっ、同じようなもんじゃないの?・・・。

きちんと説明できる人は中々いないと思いますが、そのわかりやすい答えがありました。
そしてなるほど!と思わせてくれて、しかも深~いんです。

私の周りでは、(自分のことは棚に上げて)よく人の容姿とかをからかい、ジョークのつもりで言う人がいますが、これはいただけませんね。最悪です。

私はその人の知性を疑いますし、また言われたほうは面白くも何ともなく、気分を害すだけで何ひとついいことはないと思います。

言うほうは親しみを込めているつもりかもしれませんが、どうしてこんなに子どもじみているのか、いつまでたっても大人になれないのかなあ、と思ってしまいます。

ちなみに、お笑いの世界では、プロとプロ同士が相手の容姿などを題材にして、ジョークとギャグを飛ばしますが、それは決められたルールに従って視聴者向けに面白おかしくやっていることであって、あくまでもお笑い界という特別なカテゴリーの中でのお話です。

それは一般の社会では通用しませんので、特に子供たちにはいじめという問題につながることもありますので、十分に注意が肝要と思います。

それではアルフォンス・デーケンさんの「ユーモアとジョークの違いとは」をご紹介させていただきます。
2020年08月5日 15時2分投稿分の再投稿

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ユーモアとジョークの違いとは
アルフォンス・デーケン
斉藤英治メルマガより

アルフォンス・デーケンさんの講演を聴きに行く機会がありました。
アルフォンス・デーケンさんは、ドイツ生まれの上智大学名誉教授で、「死生学」(生と死を学ぶ学問)や、「ユーモアの研究と実践」では、恐らく、日本一有名な人です。

実際に、1000人程集まった会場で、デーケンさんの「何もデーケン、デーケンです」から始まるユーモアの連発で、満員の会場は笑いの連続でした。

その会場で、私は、彼の著書『よく生きよく笑い良き死と出会う』も買いました。
その本の中には、ユーモアとジョークの違いについて書いてありました。

ジョークは単なる言葉のテクニックであり、他人を痛烈にからかって、笑いをとったりしますが、それでは、きつい冗談となり、他人を傷付けてしまいます。

それに対して、ユーモアは、他人への思いやりと愛情から出てくるものであり、次の2つがポイントになることを知りました。

1:ユーモアとは、自分を笑い飛ばす自己風刺

これについては、同著書の中に次のように書いています。
余りに素晴らしい言葉なのでここに引用しておきます。

「真に内的な自由を獲得した人だけが、自分の失敗や弱点を客観視して、おおらかに自分自身を笑うことが出来ます。つまり、成熟した人間にとって、笑いの対象はいつも自分なのです。」(同著200頁)


2:ドイツで一番有名なユーモアの定義は、「『にもかかわらず』笑うことである」だそうです。

「自分は今苦しんでいます。しかし、それにもかかわらず、相手に対する思いやりとして笑顔を示します」という意味です。(同著200頁)

これが本当に深みのあるユーモアだそうです。


斉藤英治
健康英知研究所所長。医学博士(Ph.D)東北大卒。
脳・精神科学専攻。武田薬品工業でビタミンと脳科学の学術、研究開発を経て現職。
日本綜合医学会常任理事、日本健康科学学会理事を夫々20年間務める。
IMGS大学院大学教授【学校法人エール学園・国際メンター(教育指導者)修士養成大学院】を歴任。

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