発酵水は、母なる海の恵みの日本在来の天然海藻(緑藻類・褐藻類・紅藻類)
およそ30種類を独自製法で長期自然発酵させて、手づくりで原液づくりをしている発酵飲料です。

ぬか漬けでしか摂れない?! スーパー善玉菌「酪酸菌」





発酵性食物繊維や高発酵性食物繊維が豊富な野菜や果物、海藻などを摂取すると、大腸の善玉菌のビフィズス菌などのエサとなって、腸内で発酵が行われ、腸内環境を整えて様々な効果を発揮する「短鎖脂肪酸」が産生されます。

ちなみに、短鎖脂肪酸には酪酸、酢酸、プロピオン酸などがあります。

順番から行くと、短鎖脂肪酸の情報からご紹介したいところですが、それの一つである「酪酸」のタイムリーな情報がありましたので、先ずは酪酸についてご紹介させていただきます。

記事元は文春オンラインさんで、解説してくれたのは京都府立医科大学大学院医学研究科 生体免疫栄養学教授の内藤裕二教授です。

今日の情報のポイントは、
・水溶性および不溶性の食物繊維をしっかりと摂取して、自分の腸内にいる酪酸菌を増やす
・次に、食べ物から酪酸菌自体を摂取する
・酪酸菌が摂れる食べ物は「ぬか漬け」だけ

ちなみに、明日、『「酪酸」が老化を抑制して若返りに効果』を投稿する予定ですので、お楽しみに。

それでは、酪酸菌の詳しい働きなどについて、文春オンラインさんの記事を下記のアドレスからご覧になり、参考にされてください。

なお、<後略>としている部分は、宮入菌(みやいりきん)配合の「強ミヤリサン(錠)」のCMになっていますので、割愛させていただきました。

その理由は、基本的に私は、私たちが健康で人生をエンジョイしていく上で、すべて必要なものは食べ物や飲み物から摂るのが良いと考えていますので、サプリや薬剤はおすすめしていません。

ただし、今、様々な不調や症状でお困りの場合は、それを改善および解消するために短期的に摂取する場合は、この限りではありませんので、ご興味がある方はCMの情報を参考にしてお役立てください。

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ぬか漬けでしか摂れない?! 腸活マニアの間で注目のスーパー善玉菌「酪酸菌」がすごい
文春オンライン 茂木 登志子 2024/10/21
https://bunshun.jp/articles/-/73362

睡眠不足。軟便。便秘。下痢と便秘を繰り返す。おならや便がくさい。肌荒れ。
こんな症状に悩んでいたら、それは良い働きをする腸内細菌が不足していたり、有害な菌が増え過ぎていたりするなど、腸内フローラの多様性が崩れているのかもしれない。
そう感じたら、すぐに始めたいのが“腸活”だ。

〇私たちの身体は腸内細菌に支配されている
最近、健康と腸内細菌の関係が注目されているのはなぜなのか。

「これまでの研究で、腸内細菌がさまざまな物質を生み出し、自律神経や免疫力、さらには筋肉にまで影響を与えていることがわかってきたからです」

こう教えてくれたのは、腸内細菌などに詳しい京都府立医科大学大学院の内藤裕二教授(生体免疫栄養学)だ。

内藤裕二(ないとう・ゆうじ)京都府立医科大学大学院医学研究科 生体免疫栄養学教授。著書に「酪酸菌を増やせば健康・長寿になれる」(あさ出版)、「健康の土台をつくる 腸内細菌の科学」(日経BP)など多数。
 
ヒトの大腸には、約1000種類、100兆個にも及ぶ腸内細菌が、菌種ごとの集団となって腸の壁に張り付くようにすんでいる。
その様子が、まるで品種ごとに並んで咲くお花畑(flora)に見えることから、腸内フローラと呼ばれている。

「腸内フローラは、多様性とバランスが大事です」

腸内細菌は、それぞれ役割を持っている。
良い働きをする有用菌もいるし、逆に病気の原因になるような有害な菌もいる。
そう聞くと、有害な菌を追放して、良い働きをする菌だけで腸内フローラを構成するのがベストだと思いがち。
だが、最近では、有用菌の中にも良い働きをしないものや、有害だと思われていた菌の中にも良い働きをするものがいることがわかってきたのだという。

「腸内細菌はひとりでは生きられません。いろいろな種類の細菌たちが、お互いに助け合って生きています。それぞれの役割を果たし、その結果として、ヒトの健康にさまざまな影響を与えているのです」

〇腸能力”を高める“酪酸らくさん産生菌(酪酸菌)
よく知られている腸内細菌といえば、小腸に多く生息する乳酸菌や大腸に生息するビフィズス菌だろう。
そうした中で新たに注目の存在となっているのが、酪酸産生菌(酪酸菌)だ。

「酪酸産生菌は大腸で、食物繊維を分解して酪酸を産生します。この酪酸が大腸の上皮(じょうひ)細胞のエネルギー源となっていることがわかりました」

口から肛門までつながる消化管は1本の管で、私たちの体の中にある“外の世界”でもある。
病原菌など健康に有害なものが侵入してくると、管内の上皮細胞がバリアとなって私たちの体を守っている。
上皮細胞のエネルギーとなることで、酪酸はおなかの中から私たちの健康を守る縁の下の力持ちとして働いているというわけだ。

「そのほかにも酪酸には、免疫細胞の一つであるT細胞が誤って自分のからだを攻撃するのを抑制する制御性T細胞を増やし、アレルギーや炎症を抑制する働きがあります。がん遺伝子の活性化を抑制してがんを予防したり、腸管ホルモン分泌を刺激して食後の血糖値上昇を抑制したりするなど、さまざまな作用があります」

〇酪酸の超能力、いや“腸能力”はすごい! 
酪酸にはビフィズス菌など、酸素を苦手とする有用菌が増えたり活動しやすくしたりする腸内環境作りにも役立っている。
上皮細胞のエネルギー源となって代謝を促すことで酸素を消費させ、酸素が腸管内に行き渡らなくさせるからだ。
なるほど、こうして腸内細菌はそれぞれの役割を果たしつつ、助け合っているというわけだ。



〇酪酸菌が摂れる食べ物は「ぬか漬け」くらいしかない
腸内環境をより良い状態にするための腸活。
そのためには、食生活の見直しや改善が大事だと内藤教授はいう。

「腸内細菌はヒトが消化吸収できないものを食べてくれます。糖質や脂肪は吸収されるので、これらを食事で摂り過ぎると肥満になってしまいます。しかし、野菜や根菜、果物、こんにゃく、海藻などに含まれている食物繊維は、消化吸収されないので腸内細菌のエサになります」

では、注目の酪酸を増やすにはどうしたらいいのだろうか?
内藤教授は即効性のある方法として、プロバイオティクス(人体に良い影響を与える微生物、または、それらを含む食品・飲料・製剤)の摂取を勧める。

「まず、食物繊維をしっかりと摂取して、自分の腸内にいる酪酸産生菌を増やすことです。次に、食べ物から酪酸産生菌自体を摂取することです。しかし、これは難易度が高い。酪酸産生菌を含む食物といえば、ぬか漬けくらい。好物だとしても、そんなにたくさん食べられないでしょう」

<後略>
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