瞑想の神経科学 「無の境地」をもたらす脳の変化 日経サイエンス

古来からインドやチベット、中国や日本などで連綿と受け繋がれてきた瞑想(メディテーション)。
今日はその瞑想を科学的に研究した成果の最新情報をご紹介致します。
私個人は、過去記事でもお話しましたが、デジタル・メディテーション(d.M)を行っています。
文字通りデジタル情報を駆使して行う瞑想法です。
(ご興味がある方は過去記事をご参照ください)
これ以外の瞑想法は全て古来から継承されてきたアナログ式ですが、デジタル・メディテーションはひと言で言いますと、アナログの持つ素晴らしさはもちろんのこと、それにさらに特殊なデジタル音源を使用して行うことによって、アナログ式では一生という貴重な時間をかけても中々たどり着けない意識進化の領域にスピーディーに近づこうというものです。
デジタルの持つ意識進化への凄い力は、コンピューターやネット、SNSなどでご想像いただけるのではないでしょうか。
デジタル・メディテーションに限らず、瞑想がなぜ大切なのか?私なりに思いますのは、
私たちは常に外界(外の出来事)と接着され、そこから様々な悩みや不安や心配、寂しさや孤独などを生じてしまいます。
それらを和らげたり、解消して、意識進化をはかるためには、本来の自分(内なる自分)と向き合い対面することが大切になってくるのではないでしょうか。
そのための最高の方法が先人先達の智慧、「瞑想」だと思います。
それでは、日経サイエンスさんの最新12月号から、「瞑想の神経科学 「無の境地」をもたらす脳の変化」の紹介記事を下記のアドレスからご覧になり、参考にされてください。
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特集:脳の隠れた力
瞑想の神経科学 「無の境地」をもたらす脳の変化
M. D. サチェット(ハーバード大学) J. A. ブルワー(ブラウン大学)
日経サイエンス 2024年12月号
https://www.nikkei-science.com/202412_050.html
自分の心身で生じている感覚や感情,思考にありのままに気づいている状態「マインドフルネス」を実現する瞑想に,全世界で何百万人もの人々が取り組んでいる。
メンタルヘルスのためだけではない。心身が健やかで満たされた状態(ウェルビーイング)やストレスの軽減,仕事の生産性向上を求めて行っている。
この10年間で瞑想の神経科学的な理解は目覚ましく進み,非常に多くの臨床研究でその健康上の利点が示されてきた。
マインドフルネスはもはやマイナーではなく主要な健康習慣となっている。
英国民保健サービスは,うつ病に対してマインドフルネス療法を推奨している。
取り組み方を教えてくれるモバイルアプリも登場し,瞑想の実践に新時代が到来している。
瞑想の研究アプローチもまた,同様に進化してきた。その研究の“波”を振り返ろう。
1990年代半ば頃から2000年代初頭にかけて起きた第一波では,様々な精神的・身体的な健康問題を解決する可能性があることが認められた。
2000年代初頭から始まった第二波では,マインドフルネスのメカニズムに焦点が当てられ,時には医薬品に匹敵するほどのメンタルヘルス改善効果をもたらす理由が明らかになった。
そして現在,瞑想の科学は第三波に突入しており,いわゆる「深い瞑想状態」についての研究が進んでいる。
深い瞑想状態は,深く研ぎ澄まされた実践段階や意識の状態を指し,だいたいは長期にわたる修行が必要で,熟練度が上がるにつれて実現できるようになる。
深い瞑想状態を知ることは,人間とは何かという理解や,メンタルヘルスやウェルビーイングへの介入など,幅広い分野に影響すると私たちは考えており,科学的にも意義がある。
サチェット(著者の一人)は,マサチューセッツ総合病院とハーバード大学医学部で「瞑想研究プログラム」という計画を率いている。
臨床での効果や瞑想の集大成にかかわる深く研ぎ澄まされた実践段階や意識の状態を,包括的かつ総合的に理解するために設立されたプログラムだ。
ブルワー(著者の一人)が率いるブラウン大学マインドフルネス・センターでは,別の研究が進んでいる。
ここではチベット仏教で実践されてきた,時間を超えた感覚や極限まで高められた気づき(今ここに生じているあらゆる経験を意識化すること)をもたらす瞑想の最中に起こる特徴的な脳活動パターンが見つかった。
続きは日経サイエンス2024年12月号の誌面をどうぞ
著者
Matthew D. Sacche / Judson A. Brewer
サチェットはハーバード大学医学部およびマサチューセッツ総合病院の准教授で,瞑想研究プログラムの代表を務める。ブルワーはブラウン大学公衆衛生学部のマインドフルネス・センターの教授で,研究・イノベーション長を務める。
関連記事
「瞑想の脳科学」,M. リカール,A. ルッツ,R. J. デビッドソン,日経サイエンス2015年1月号。
「幻覚剤をPTSD治療に」,J. M. ミッチェル,日経サイエンス2022年11月号。
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