『最後は免疫力があなたを救う!』ー体温を上げる方法
夕日が映える木屋川の水面とカモ
『最後は免疫力があなたを救う!』ー体温を上げる方法
2020年11月8日 19時50分投稿分の再投稿
低体温は万病のもと!
今日は堀 泰典教授と故安保 徹教授の共著『最後は免疫力があなたを救う!』から、低体温に関連する情報をご紹介いたします。
現代はお子さんからお年寄りまで、老若男女を問わず、低体温の人が多いように思います。
そしてその結果は、あらゆる症状や病気、あるいは不定愁訴などに見舞われていると言われています。
過去記事でも書きましたが、50年前の日本人の平均体温は36.89度±0.34とされています。
それと比べて皆さんの体温はいかがでしょうか?
なぜ低体温になるのか?
どうすれば体温が高くなるのか?
実にかんたんです!?
堀 泰典医師と安保 徹医師がシンプルに、明快に解説してくれています。
お悩みの方、お困りの方は、ぜひ参考になさってみてください。
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『最後は免疫力があなたを救う!』
堀 泰典・安保 徹共著 扶桑社
◆ 低体温では長生きできない! ―― 低体温を改善する知恵
堀 泰典医師
● 低体温の人の命は風前の灯
あなたは自分の平熱をご存知ですか?
36.5℃程度あれば、まず、問題はありません。
しかし、それ以下、しかも35℃台であれば、いわゆる「低体温」です。
体温が低いということは、生命力が低いことを意味します。
人間は熱やエネルギーを生産しながら生きています。
いわば体温は「命の火」です。
その灯が弱々しくなってきているのが、低体温状態です。
では、なぜ低体温になるのか?
焚き火を想像してください。まきがいっぱいあれば、火をつけると勢いよく燃えてくれます。
しかし、まきが少なければ火は弱々しく、やがて消えてしまいます。
これと同じように、低体温の人は命の炎が弱々しく、生命力も弱いといえます。
しかし、現代は飽食時代です。
消化吸収された栄養が体内にポンポンに詰まり、不完全燃焼しているのです。
「過ぎたるは猶及ばざるが如し」という故事のように、焚き火にまきを入れ過ぎて、煙だけ立ち込め、ちっとも燃えないのと同じです。
現在はこちらのほうの低体温状態が考えられます。
また、酸素の運搬や代謝に不可欠のミネラル(鉄・マグネシウム・亜鉛など)が今日の食品に不足し、より熱の生産を落としています。
さらに、機械化が進み肉体労働が減り、末端まで血液を十分に送る必要がなくなり、多くの毛細血管が小休止をはじめます。
そして休眠状態が続き、錆びついてしまうのです。
それに加えて現代はストレス社会です。
大量に発生した活性酸素が毛細血管を傷つけ、赤血球の流れを極端に悪くしてしまいます。
こうして、体が冷えて当たり前の生活になってしまうのです。
当たり前のことですが、人間は生きていくために十分な体温を保つ必要があります。
縁起でもない話ですが、温かい死人なんて聞いたことがありません。
生きている人は温かく、その命が尽きてしまえば体温は下がるのです。
その意味では、低体温の人の命は、風前の灯にある状態といえるかもしれません。
ただ、ありがたいことに、変温動物と違い、恒温動物の人間は、生命を維持するためのエネルギー(熱)を自分でつくることができます。
わかりやすくいえば、人間の体温は食べ物が消化吸収されるときに肝臓でエネルギーが生まれ、細胞の一つ一つで体温が発生しています。
それがうまくいってない人が、低体温になるのです。
こうしてみると、低体温になる原因は食べ物にあることが容易に推測できます。
● 燃やすものがなければ体温は下がる
先ほど、焚き火を例に出しましたが、低体温の人は、まき不足か多すぎるかということになります。
要するに、体内で燃やすものが足りていないのか、多すぎるか、そのどちらかです。
オーバーしている人は、過食に気をつける
べきです。
足りていない人は補うべきです。
では、体内で「まきの役割」を果たすものは何でしょうか?
それは「糖質」です。
糖質とは、食物繊維を除いた炭水化物を指します。
その代表的なものは、ごはん、うどんなどです。
糖質は体の主要なエネルギー源になります。
いわば、生きていくための「命綱」です。
糖質は胃腸で消化吸収されて血液と一緒に全身を巡り、体内で1gあたり4キロカロリーのエネルギーになります。その糖質が不足すれば、体内では燃やすものがなく、エネルギーが生まれません。
すると、命の火はしだいに小さくなり、それとともに体温が低くなってしまうのです。
ただ、糖質を十分に摂ったとしても、火がなければ、うまく燃えてくれません。
その火に当たるのが、ミネラルとビタミンなのです。
糖質がまきなら、ミネラルやビタミンは火の役割を果たしてくれます。
この両者がそろってはじめて、低体温の改善の道が開けてくるのです。
ところで、低体温の人というと、どんな人を思い浮かべますか?
おそらく、細くてガリガリな人を連想するでしょう。
でも、意外と多いのが、メタボ体型の人なのです。
太っていて、いかにも体温が高そうなのですが、測ってみると、35℃台という人が少なくありません。
そうした人たちは、ミネラルやビタミンが不足しています。
十分な糖質を摂っても、それを燃やすミネラルやビタミンが足りないため、燃えなかった糖質は脂肪として蓄積されてしまうのです。
これが、冷えを助長するのです。
メタボリック症候群とは、代謝不良症候群のことです。
要は、脂質がうまく代謝されないために起こる肥満や、それに伴う生活習慣病のことを指します。
メタボ対策に糖質の制限を強調する医師が数多くいます。
しかし、その前に糖質の代謝に欠かせないミネラルとビタミンの摂取を指導する方が先ではないかと思います。
● 体温が下がれば免疫力も下がる
低体温になると、いろいろ問題が出てきますが、いちばん危惧されるのが、免疫力の低下です。
生命力が落ちてくるので、当然、ウイルスや細菌などの外敵に立ち向かう力も弱くなってしまいます。
おおむね、「体温が1℃下がると、免疫力は37%落ちる。
逆に、体温が1℃上がると37%UPする」などと言われています。
人間には自律神経というものがあります。
これは、私たちの意志とは関係なく、生命を維持してくれる神経機能のことです。
心臓が動いたり、体温を調節してくれたりするのも、すべて自律神経のおかげです。
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」の2つに分かれ、この2つは拮抗しながら働いています。
交感神経は朝からの活動期に活発で、副交感神経は夕方以降に働き、リラックス作用をもたらします。
この2つがうまくバランスを取りながら、私たちの生命活動は維持されているのです。
しかし、低体温になると、自律神経の働きに支障が出てきます。
皆さんも、寒くなると体が縮こまり、動きたくありませんよね。
自律神経も同じです。
低体温で体の温度が慢性的に低くなると、自律神経の働きが悪くなります。
それは、免疫機能にも影響を与え、その活動を鈍くしてしまうのです。
低体温の状態が長く続けば、それだけ病気にかかりやすいことを意味します。
それを防ぐ意味でも、体温はせめて36℃台をキープしなければいけないのです。
● 体温を上げる方法
まず、>何といっても食事です。
糖質であるごはんを食べ、ビタミンやミネラルが豊富な「緑黄色野菜」や「根菜」を意識的に摂ってください。
言ってみれば、昔の日本人にとっては当たり前の食生活です。
ごはんにみそ汁、お新香、それにちょっとしたおかずがあれば、これらの栄養素は摂取できるはずです。
それなのに食事は野菜ジュースで済ませたり、パンだけしか食べなかったり、晩酌のときにビールや水割りをがぶ飲みしたり、偏った食生活を送ると、低体温を招いてしまうのです。
また、入浴などで体を温めることも大事です。
安保先生がおっしゃっていますが、「体温+4℃」の入浴を心がけることも大切です。
ほとんどの病気はストレスなどにより、交感神経が優位なときに起こります。
そんなときは体を消耗し、免疫力も下がりやすくなるのです。
体を休めて、副交感神経を優位にし、心身をリラックスさせるためには、湯船につかり、「気持ちがいい」と感じることが重要になってきます。
「気持ちがいい」と感じるお湯の温度は人それぞれで異なりますが、だいたい、「体温+4℃」が最も快適に感じることがわかっています。
体温が「36.5℃」の人であれば、「40.5℃」の湯船につかるようにしてください。
入浴時間は、決して無理をしないこと。
あくまでも本人が気持ちよく感じ、もういいかな…… と思うまでつかっていれば、それで十分です。
運動や睡眠も低体温の改善に有効です。
運動といっても、ハードな運動をする必要はありません。
自然が好きな人なら山歩きもいいでしょう。
【がん細胞は低体温が大好き:安保教授より】
低体温は万病のもとです。
体温が低いということは血行が悪く、血液の温度も低いということです。
血液は健康の基本であり、血流がよければ体温は上がり、免疫力もしっかりと働いてくれます。
しかし、低体温だと、そうはいきません。
がんを例に少し考えてみましょう。ストレスなどで交感神経が緊張し、極限状態になれば、血管収縮による血流障害が起こり、低体温、低酸素の状態がもたらされます。
そのような悪条件が長年続いたら、生命は滅んでしまいます。
意外ですが、がんの症状は低体温、低酸素のもとでも、なんとかして生きていくために体が適応しようとしたために起こったのでした。
しかし、結果的にはがんによって人の生命が脅かされます。
逆にいえば、がん細胞が増殖するということは、過度なストレスで低体温の状態になっていることを意味します。
それを防ぐには、体温を上げることが大事です。
体温が上がれば、低体温に適応したがん細胞が増えることもありません。
がん細胞の出る幕がなくなるわけです。
体温を上げるための手っ取り早い方法は「入浴」です。
毎日「39~41℃」の入浴で体の芯まで温めるようにすれば、免疫力が高まり、リラックス効果からストレスの軽減も期待できます。
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