命の源「水」が、体でしていること

日本一の瀑布 和歌山「那智の滝」

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命の源「水」が、体でしていること
2020年09月18日 20時35分投稿分の再投稿
宇宙や地球、そして地球上のすべての生命にとって水がどれだけ重要なのかは言うまでもありません。
私たち人間もおよそ70%くらいの水(諸説あります)でできており、毎日の食物や飲料などから摂取する水の良し悪しが、心と体の健康を左右するといっても過言ではないと思います。
ところがいつもお話しますが、それほど大切な水のことが今だによくわかっていないのです。
私どもも「発酵水」という水の一種をつくる醸造者として、水の解明をこれからも研究していきたいと思っています。
ちなみに、私どもが目指す究極の「発酵水」は、
「意識と心と体をつなぎ、バランスと調和をはかり、人類の意識進化に貢献する水」
が最終目標です。
自らチャレンジし、実践していきたいと思います。
それでは、命の源の「水」が体の中でしてくれている基本的な作用について、日経ヘルスさんの記事を引用してご紹介させていただきます。
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命の源「水」が、体でしていること
日経ヘルス 2014.11.16
「命の源」ともいわれる水は、体の中でどんな役割を果たしているのだろう。
食事や飲料で摂り入れた水分は、どのような経路で出ていくのか?
どれくらい水分を摂るとむくみにつながるのか?など疑問はたくさんあります。
「水」と「巡り」の働きを、数字から見ていきましょう。
■食事や飲料で摂り入れた水分は、4つの経路で出ていく
水は、私たちが生きていく上で欠かせない。
「男性で体重の約60%、女性は約55%が水です」。
順天堂大学教授の坂井健雄さんはこう話す。
体重50kgの女性なら、27,5リットル。2リットルのペットボトルで13本以上に上る。かなりの量だ。
そして、ここから約2,5リットルの水が毎日外に排出され、ほぼ同量が入ってくる。
体内の水は毎日入れ替わっているのだ。
水の入り口は、基本的に口だけ。
一方「出ていく経路は、尿、便、汗、呼気の4つあります」と坂井さん。
なるほど、呼気からもこんなに出るのか。
では27,5リットルもの水は、何をしているのだろう。
まずは総量3~4リットルの血液になり、血管の中を駆け巡る。
腸が吸収した栄養や肺が吸い込んだ酸素は、この血液に溶けて体の隅々まで送られる。
送られた先で栄養や酸素は血管の外に出て、体液(組織液)を経て細胞に届く。
逆に細胞の中で生じた老廃物などは、体液から血液やリンパ液へと回収される。
細胞が生きられるのは、すべての細胞が水に浸り、体中を水が巡っているためだ。
体から出ていく水にも役割がある。
尿と便は老廃物などを排出。一方、汗と息は過剰な「熱」を捨てて体温の上昇を抑える。
こうして体が維持できるのも、水という媒介役のおかげなのだ。
■1日に出入りする水分は2,5リットル
摂取する水の大半は、食べ物や飲み物に含まれる水分。
「代謝水」は、体内の代謝で生じる水のことだ。
排出は、尿からの量が多いが、暑い日は汗による蒸発、呼気の割合が増える。
■細胞が浸っている体液の塩分濃度は常に0,9%に保たれる
出入りする水の量は約2,5リットルとされているが、いつも同じではない。
暑ければ汗の量が増えるし、水をがぶ飲みすることもある。
また、下痢をすれば大量の水分が出ていく。
こうした水分量の急激かつ大幅な変動は、体にとって「かなりやっかいなこと」と坂井さんはいう。
「体内の水分総量が大きく変化すれば、体液の塩分濃度も変動しかねないからです」。
体内の細胞が浸っている体液(組織液)の塩分濃度は、0,9%と決まっている。
「高すぎても、低すぎてもダメ。0,9%でなければ細胞は生きられない」。
そこで腎臓の出番だ。
腎臓は尿をつくる臓器。老廃物を集めて捨てるという本来の機能に加えて、「体液の塩分濃度を一定に保つ」という大事な役割を担っている。
汗をどっとかいたときは尿量を絞って水を節約。
逆に大量の水分をとったときは、尿量を増やす。
腎臓なこんなふうに、0,9%ラインを守っている体のお目付け役なのだ。
■血液の2000分の1がリンパ管に水分が溜まるとむくみに
血液は、臓器や組織の毛細血管からしみ出て、近くの細胞に栄養や酸素を渡す。
そのあと大部分は毛細血管に戻るが、2000分の1ほどは、リンパ管という別の管に回収される。
この働きがうまくいかないと、組織中に水分が溜まって、むくみの原因となる。

南アルプス源流の湧水 焼津和田郵便局横
■尿をつくる腎臓がろ過する血液量は1日200リットルにのぼる
腎臓は、血液をろ過して老廃物などを濃縮し、尿をつくる。
では、1日にどれぐらいの量をろ過するか、ご存じだろうか?
「答えは、1日約200リットルです」と坂井さん。
「えー、そんなにろ過したら体内の水がなくなってしまう」と驚いた人はご安心を。
腎臓のろ過機能は2重になっていて、1段階目で200リットルをこし出した後、2段階目でその内の約99%を再回収するのだ。
結果、1日につくられる尿量は1,5リットル程度に落ち着く。
でも、どうしてそんなに無駄が多いの?
坂井さんによれば、腎臓は無駄が多いからこそ、働けるのだという。
「仮にビールを1リットル飲み、大量の尿を出す必要があるとします。
再回収する方法なら、回収率を99%から98%に調整するだけで、尿1リットル分ぐらいすぐに増やせる。
でも、もし腎臓が普段2~3リットルしかろ過していなければ、1リットル増やすのは大変。
すぐに制御不能におちいるでしょう」。
なるほど、状況の変化に素早く対応すべく、腎臓はあり余る余力を備えているのだ。
■尿の塩分濃度には幅がある 体液の2分の1から5倍まで
「血糖値や血圧といった検査値はたいてい、狭い範囲(標準範囲)に収まるものですが、尿の塩分濃度にはそういう概念がない」(坂井さん)。
とった水分量に応じて自在に変化する尿の量。量が変われば、尿自体の塩分濃度も大幅に変わる。
濃度は体液濃度の2分の1~5倍と幅広いそうだ。
■汗で体重の2%の水分を失うと脱水症状に
汗は、生物界で人間などだけが備えた強力な冷却システム。
水分の蒸発による気化熱で体を強力に冷やす。暑いときに汗が出るのは、体が健康な証拠だ。
ただ、このときに大量の水が失われていることには注意が必要だ。
「体重の2%の水分を失うと、脱水症状になります」と話すのは、横浜国立大学教授の田中英登さん。
体重50kgの女性なら1リットル。「夏の季節なら、屋外で数時間体を動かせば、十分に起こりえるレベル」だという。
そこで水分摂取が必要なのだが、大事なポイントを一つ。
汗をかいた時間によって、適した飲料が違うのだ。
汗は血液からつくられる。
最初、水分と共に塩分も汗腺にしみ出るが、大部分の塩分は回収され、ほぼ水分のみの汗となる。
ところが「1時間以上汗をかくと、回収機能が追いつかなくなる」と田中さん。
すると体内では塩分も不足する。
「1時間以上外で体を動かした場合は、スポーツ飲料などで塩分も補うのがおすすめです」(田中さん)。
■「のどが渇いた」と思って飲んでも30%しか飲めてない
よく「のどが渇いたと感じる前に水分補給を」といわれる。
これは、急激に汗をかいた場合、本人の渇望感に任せて飲んでも、必要量の30%程度しか補えないためだという。
「犬なら、必要量まで一気に飲みます」と田中さん。
体をモニターする感性は、犬のほうが優れているようだ。
■運動しない人は普段から運動している人の2分の1しか汗をかけない
オフィスも電車も空調完備な昨今。ほとんど汗をかかない生活をしている人も多いだろう。
一見快適なそんな環境は、体にどんな影響を与えているのだろう。
田中さんが学生を「運動習慣がある」グループと「運動習慣がない」グループに分け、気温30度、湿度50%の部屋に30分入ったときの汗の量を調べた。
すると、「運動習慣がない」グループの汗の量は、年間を通して3割ほど少なかった。
さらにこの中で「冷房が好き」な人だけに絞ると、汗の量は「運動習慣がある」グループの2分の1程度だった。
普段、汗をかかない生活をしていると、汗をかく能力が衰えてしまうのだ。
「汗をかく能力が低い人は、エアコンがないところで熱中症になりやすいと思われます。
普段から意識して汗をかく機会をつくり、発汗能力を取り戻しましょう」と田中さんは話す。
■夏の屋外でじっとしていたら1時間で300ミリリットルの汗をかく
夏の時期、私たちはどのくらいの汗をかくのだろう。
個人差はかなりあるが、田中さんによると、夏の屋外でじっとしていた場合の標準的な汗の量は、1時間に200~300ミリリットル。
体を動かすと500~600ミリリットルにもなる。
仕事や趣味で屋外に出る人は、こまめな水分補給を忘れずに。
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