藤枝市・寿大学講座資料「びわ生葉療法のやり方」


先日の過去記事で、私の体験記『即効!「ビワ生葉温熱療法」で大胸筋の激痛が1日で快癒』をご紹介しました。
また、昨日と一昨日来社していただいた静岡市在住の方の奥さんが4年ほど前から乳がんの手当てを、ビワ療法を中心に自然療法で行ってきたそうです。
このご夫婦は現代医療のガン三大標準治療を一切受けずに、食養法と自然の力で癒す手当てに取り組まれていらっしゃいます。
すごい、すばらしいと思いました。
できそうで、なかなかできないことです。
人は弱いものです。ましてや病気の人は。
やはり大病院などの権威、現代医療に頼りたくなるのが人情だと思います。
それにもかかわらずこの方は自然療法の手当てに、昨日から新たに発酵水を加えられました。
私もできる限りの応援をさせていただこうと思っています。
そして、この方が言われていたビワ療法の成果ですが、「痛みに良く効く」とガン特有の痛みが大幅に軽くなったと言われていました。
この痛みの改善だけでもビワ療法を試してみる価値はおおいにあると思います。
今日は、昨年の7月に隣町の藤枝市で行った講座で使用した「痛みに効く!びわ生葉療法のやり方」の資料を公開しますので、ご興味がある方は参考にされて、より健やかで幸せな生活を送るためにお役立てください。
痛みに効く!びわ生葉療法のやり方
2022年7月14日(木)
藤枝市寿大学講座「びわ自然療法」
講師 田中秀樹
飲用と外用で万病に効くとされるびわの生葉を用いて、色々なやり方がたくさんある
「びわ自然療法」の中から、様々な痛みに効く!「びわ生葉療法」をご紹介します。
びわの生葉を直接痛いところ(肌)に貼る。
超簡単!たったこれだけで、様々な痛みも熱も腫れも取れますので、ぜひ活用しましょう。
例えば、打ち身や捻挫、突き指、頭痛、肩こり、首痛、ひざ痛、虫刺されなどの様々な痛みや咳などにも効くとされています。
実際に、島田市金谷に住む知人が、ムカデに足首を刺されて腫れあがり、びわの葉を煎じて塗布し、15分くらいで痛みと腫れが引いたそうです。
「びわの生葉療法」の利点は、季節に関係なく、びわの生葉を1年中採取できるので、いつでも利用できることです。
庭がある人は、枇杷の木を1本植えておくといざという時に大変役立ちます。
植える場所は選ばず、北側や西側の条件の良くない裏庭でも大丈夫です。
びわの葉や種にはあまり知られていない素晴らしい効果効能があります。
■びわの生葉の代表的な4大効果は
1.痛みに対する鎮痛作用
2.抗がん作用
3.殺菌作用
4.血液浄化作用…です。
枇杷の木は古来インドや中国から伝わってきたとされ、「薬王樹」「大薬王樹」と呼ばれて様々な薬効があるため、読んで字の如し、薬の王様の樹として重用されてきたのです。
漢方医学では最上位の上薬に格付けされています。
また、びわの葉療法は、お釈迦様が仏教とともにびわの葉をあぶって患部に当てる治療法を教えられたと伝承されていて、鑑真和上が日本に伝えたとされています。
ちなみに、我が家の庭で採取した新鮮な生葉を、友人のむち打ち症の頚椎の痛み緩和のために提供して、「とても効いて楽になった」と言って喜ばれました。
このように我が家の庭には、いざという時の人助けのために、10本以上のびわの木が植えてあります。
■痛みに対する鎮痛作用
なぜ、様々な痛みに「びわの生葉」が良いのか?
びわ生葉は、体温で温められると、薬効成分であるアミグダリン(ビタミンB17)が、皮膚から浸透して吸収され、痛みを和らげ、熱、腫れ、咳など様々な症状を解消してくれます。
ちなみに、皮膚から吸収されて筋肉を越えて骨まで到達するのは、びわの葉のアミグダリンだけだとされています。
◆驚異の物質アミグダリン(ビタミンB17)
びわはバラ科の植物で、アンズ、桃、リンゴ、ナシ、桜などの仲間です。
びわの葉の成分としては、ブドウ糖、ショ糖、果糖、マルトース、デンプン、デキストリン、酒石酸、クエン酸、リンゴ酸、アミグダリン、タンニン、サポニンなどがあります。
1950年、米国サンフランシスコの生化学者、アーネスト・クレブス博士はアンズの種子(杏仁)からアミグダリンを抽出し結晶化して、「レートリル」と名づけ、ガンの治療に使用しました。
この治療法は、「ビタミンB17療法」あるいは「レートリル療法」と呼ばれています。
クレブス博士は、食生活の偏りによるアミグダリンの欠如が代謝活動に異常をもたらし、これが免疫力や抗菌力低下へつながり、ガンだけでなく心臓病、糖尿病など生活習慣病の原因になると指摘しています。
アミグダリン(ビタミンB17)を多く含むものとしては、びわの種、びわの葉、アンズの種、桃の種、梅の種、玄米、アワ・ヒエ・キビ、大豆、ゴマ、そば、竹の子、アーモンド、アルファルファ、プルーンなどがあります。
ちなみに、世界で名高い長寿国として知られるフンザ王国の人々が、アンズの種を大切にしてきたことは大変有名な話です。
◆びわの葉の薬理作用
1.アミグダリンが奏功するメカニズム
アミグダリンが体内に入ると、ガン細胞の中に多量に含まれているベータ・グルコシターゼという特殊酵素によって加水分解され、青酸とベンツアルデヒドとが遊離します。
ガン細胞はこの2つの物質の相乗毒性により破壊されてしまうのですが、正常細胞にはローダネーゼという保護酵素があって、両物質を無害な物質に変えてしまうため影響を受けません。
顕微鏡で観ると、ガン細胞がまるで殺虫剤をかけられたハエのように死んでいくそうです。
また、アミグダリンが分解されてできる安息香酸は、「抗リウマチ」「殺菌」「鎮痛」に効果を発揮するそうです。
中でも、鎮痛効果は絶大で、末期ガンの痛みを和らげたり、神経痛や捻挫の痛みなどにも効果を上げています。
2.大阪大学での研究
約60年前(昭和12年頃)、大阪大学の安田寛之博士が動物実験で、びわ生葉抽出エキスの血液浄化作用を実証しました。
安田博士は、体重600gの家ウサギを使い、ビワの生葉75gを金属製の円筒の中に入れて加熱し、そこからビワの葉の成分を含んだ蒸気を導き出し、体毛を短く刈った家ウサギの腹部に約9cmのところから吹付けました。
これにより、家ウサギの濁った血液がわずか5分間で弱アルカリ性に浄化されました。
さらに30日間施術したところ、骨組織もしっかりし、体内臓器も健康になり、体重も増加したそうです。
また、大阪大学医学部の小沢凱夫教授の下で、陰茎ガンの患者をびわの葉療法のみで治療した実例があります。
背筋、腹部、局所を1日3回1時間ずつ治療したところ、49週間でガン細胞は全滅し、健康な組織が蘇ってきたというのです。
3.札幌鉄道病院 福島鐵雄博士「びわの葉療法は万病に効果」
昭和の初め頃、札幌鉄道病院の福島鐵雄博士は、「びわの葉療法の奏功は迅速であり、かつ、確実性がある。そして、万病に奏功する」と語り、びわの葉療法の即効性、確実性、もろもろの症状に対応できることを列挙しています。
■「びわ生葉療法」の主なやり方は3つ
1.びわの生葉をそのまま痛いところに直接貼る
これは誰でもいつでも手軽に簡単にできる家庭療法です。
2.「びわの生葉温熱療法」
1の「びわの生葉+茹でコンニャク」で行ないます
びわの生葉の表側を患部の肌に貼り、その裏側に煮たコンニャクを熱くないように タオルなどで巻いて当てて、動かないように三角布などで固定するだけで、誰にでも 簡単にいつでもどこでも出来る、1のやり方の効果をさらに強力にする方法です。
他にも煮コンニャクの代わりに電気式温熱療法器又はもぐさ温灸療法などもあります。
いずれも熱を加えてアミグダリンの吸収力をUPさせて、さらに痛いところを熱で温めて、相乗効果を高めるやり方です。
3.「びわ葉エキス」(びわ葉チンキ)をつくって塗布
びわの生葉をホワイトリカーなどに漬込んで、「びわ葉エキス」を作製して塗布します。
びわの生葉が手に入らないときや生葉が貼れない所に、びわ葉エキスを塗布します。
※びわ自然療法には生葉や乾燥葉、そして種を使うやり方など、たくさんの外用及び飲用の方法があります。
3のやり方についても、次の機会にご説明します。
■びわの生葉の選び方とびわ生葉療法の実践法
「びわの生葉療法」は痛いところにただ貼るだけですから、使用する生葉が効果を左右しますから、葉選びがとても重要です。
びわの葉であれば、何でも良いというわけではありませんので、生葉を採取するときのポイントをご説明します。
1.理想的なびわの生葉の選び方
・大きくて厚くて古いもので、色は深緑色の濃い葉を選びます。
※反対に若い葉で、小さくて薄く、色が薄緑色の葉は向かないのでやめます。
・また、古い葉でも小さくて薄く、色も薄い緑色のものはできるだけ避けます。
※但し、理想的な葉は、1本の木からたくさん採れないので、そのときは古い葉や若い葉を2枚重ねて使うという方法もあります。
2.生葉の手入れ法
葉の両面を布などでキレイに拭くか水洗いして汚れを落とします。
特に裏側には、ゴミなどが付いていることがあるので、丁寧に拭き取ります。
また、葉の柄の部分や周囲の尖ったギザギザが肌に当たると痛いので、気になるときは切り取ります。
3.びわ生葉療法の実践法
<びわの生葉をそのまま貼る場合>
①葉の裏側を油紙やラップなどにとめる
葉の裏側にひとまわり大きく切った油紙やラップなどをテープでとめます。
葉を直接、テープなどで肌にとめてもいいですが、ゴワゴワして心地よくないので、肌の弱い方にはおすすめできません。
また、葉がすぐにバリバリに乾いてしまうので、油紙などが乾燥を防いでくれて、効果UPも期待できます。
②葉の表を患部に当て、テープや三角巾などで固定する
葉のツルツルした表面を患部に当て、テープや腹帯、三角巾などで固定します。
貼った直後からスーっとしてヒンヤリし、気持ちよく感じられます。
③葉がパリパリに乾いたら新しい葉に交換し、何度か繰り返し続ける
痛みが取れるまで、症状が消えるまで、何日かかっても諦めずに繰り返して続けます。
<びわの生葉温熱療法>
「びわの生葉+茹でコンニャク」のやり方
①コンニャクを5~10分ほどゆでて、芯まで熱く煮込む。
②熱いので火傷しないように、タオル2~3枚に包んで温度を調節する。
③びわの生葉の表側を患部の肌に当てて、その上(裏側)にコンニャクを乗せる。
④動いてズレないように、三角布や包帯などで巻いて固定して完了です。
⑤手当ての時間は症状にもよりますが、1回30分~1時間くらいずつ行なう。
1日に何度も行なうと速やかに症状が改善されていきます。
⑥びわの生葉はパリパリに乾いて茶色く変色するまで、何度も繰り返し使えます。
コンニャクも冷めたら温めなおして小さくなるまで繰り返し使えます。
※手当後のコンニャクは、水の入った容器に入れて冷蔵庫で保存します。
・昔も今もモグサを使った正統なお灸のやり方もありますが、そのお灸の代替として熱いコンニャクを使ったやり方は煙も出ず安全でどこでも簡単に出来て効果も期待できます。
・ビワの葉に豊富に含まれるアミグダリン(ビタミンB17)が熱いコンニャクにより深部にまで浸透し、さらにコンニャクの成分の相乗効果も期待されます。
4.びわの生葉の保存方法
まとめて採取したときのびわの生葉の保存方法は、1枚ずつ新聞紙に包んで冷蔵庫に保管すると、かなり日持ちしますので、無駄なく効率的に使用できます。
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