半世紀体を洗わなかった男性、94歳で死去　イラン

すごい！としか言いようがありません。
イランのアモウ・ハジさんは、まさに野生の動物と同じようにして生きたんですね。

それにしても、50年以上も体を洗わず、シャワーも浴びずに94歳まで生きたというのは現代人にとっては、本当に信じられないことだと思います。

また、その亡くなられた原因が、何十年ぶりかで体を洗った直後から体調を崩したことが起因だと言います。
本当にふるってると言いますか、私個人としてはイグノーベル賞を差し上げたいくらいです(笑)。
なんか、故人には悪いんですが、ブラックユーモアにあふれているといいますか・・・

それでは、BBC NEWS JAPANさんの記事『半世紀体を洗わなかった男性、94歳で死去　イラン』と、ハフポスト日本版さんの記事『「半世紀身体を洗わなかった」男性が死去。数カ月前に身体を洗った後、体調を崩していた。イラン』を、下記のアドレスからご覧になり、参考にされてください。

人物画像付きですので、どんな風貌や容姿をしていたのかもご覧ください。

半世紀体を洗わなかった男性、94歳で死去　イラン
BBC NEWS JAPAN　2022.10.26
https://www.bbc.com/japanese/63396091

Amou Haji (uncle Haji) sits in front of an open brick shack that the villagers constructed for him, on the outskirts of the village of Dezhgah in the Dehram district of the southwestern Iranian Fars province, on December 28, 2018.
画像提供,AFP
画像説明, アモウ・ハジ氏は水とせっけんを恐れて暮らしていた（2018年12月28日撮影）

イランで長年、体を洗うことを拒否していた隠遁（いんとん）生活者が、94歳で亡くなった。
何十年かぶりに体を洗った直後だった。
男性はメディアで、「世界で最も汚い人物」として紹介されていた。

南部ファルス州のデジャフ村に住んでいたアモウ・ハジ氏は、病気になるとして怖がり、50年以上、せっけんと水で体を洗うことを拒否してきた。

村の住民たちは、これまで何度かハジ氏をきれいにしようと試みてきたが、そのたびに逃げてきた。

しかし地元メディアによると、ハジ氏は数カ月前に圧力に屈し、体を洗ったという。

イラン国営のイスラム共和国通信（IRNA）は、ハジ氏はその直後に体調を崩し、今月23日に亡くなったと伝えた。

2014年のイラン紙テヘラン・タイムズの取材では、ハジ氏はヤマアラシが好物だと語り、地面の穴や、同氏を心配する村民が作ったレンガの小屋に住んでいると話していた。

身体を洗わないという選択については、若いころに受けた「心理的な挫折」が原因だと話した。

IRNAは、長年水浴びをしていないことで、ハジ氏の肌は「すす」と「うみ」に覆われていたと説明。
また、腐った肉を食べ、古い缶でくんだ不衛生な水を飲んで暮らしていたと報じた。

Amou Haji (uncle Haji) is pictured on the outskirts of the village of Dezhgah in the Dehram district of the southwestern Iranian Fars province, on December 28, 2018
画像提供,AFP
画像説明, ハジ氏に家族はいないとみられている。近隣の住民が世話をしようとしていたという

ハジ氏は愛煙家で、複数本のたばこを一度に吸っているところを撮影されたこともあった。

IRNAは、水浴びをさせようとしたり、清潔な水を飲ませようとしたりした行為は、ハジ氏を悲しくさせていたと伝えた。

一方で、ハジ氏の事例が体を洗っていない期間の最長記録なのかをめぐっては、議論になっている。
2009年には、35年間、体を洗わず歯も磨いていないインド在住の男性がいるとの報道があった。
その男性が現在どうなっているかは明らかになっていない。

（英語記事　Man who didn’t wash for half a century dies at 94 ）

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「半世紀身体を洗わなかった」男性が死去。数カ月前に身体を洗った後、体調を崩していた。イラン
ハフポスト日本版　2022.10.26 15:45
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_63588840e4b08e0e6093ae73

半世紀以上身体を洗わなかったことから、「世界一汚い男性」と呼ばれていたイランのアモウ・ハジさんが、94歳で亡くなったと現地メディアなどが報じた。

BBCは、国営イラン通信の報道として、ハジさんは10月23日に亡くなり、「数カ月前に圧力に屈して身体を洗った」「その直後から体調を崩した」などと伝えている。

ハジさんは、病気になるのを恐れ、半世紀以上にわたって石けんと水を使うことを拒んでいた。
イラン南部ファルス州の村に住んでおり、村人たちが彼を清潔にしようとするのをこれまで避けてきたという。

The Guardianは、その理由について、「彼は若い頃に『感情的な挫折』を経験し、それにより洗うことを拒否するようになった」という村人の話を伝えている。

FOX newsによると、ハジさんは2013年に「The Strange Life of Amou Haji（アモウ・ハジのおかしな人生）」というドキュメンタリー映画まで制作されたという。

The Telegraphは、ハジさんが一度に5本のタバコを吸ったり、家畜のふんを金属製の配管で吸ったりする行動が好奇の対象になっていたと伝えている。
また、2022年初めに首都テヘランの医師団がハジさんを診察したところ、健康であることを確認したと報道されていたという。