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池田清彦早大教授「がんは放置するのが一番いい」






先日の8月13日、惜しくも亡くなられた慶応義塾大学医学部医師の近藤 誠さん。
30年ほど前から、本物のガンとそうではないガンもどきなどで、何ら進歩することなく変わらずにガン標準治療だけを行なう医療界に、身を挺して疑問を投げかけたことで多くの方に知られています。

その近藤誠さんを絶大に支持する早稲田大学国際教養学部教授の池田清彦さんが、週刊朝日に「がんは放置するのが一番いい」「がんを治療せず放置する」メリットを語っている記事を2つご紹介いたします。

それでは、AERA dot.さんの記事を下記のアドレスからご覧になり、参考にされてください。
また、ご興味がある方は、過去記事の池田清彦さんの「病院に行かない生き方」もご参照いただけますと幸いです。

池田早大教授「がんは放置するのが一番いい」
AERA dot. 2013/05/12 11:30
https://dot.asahi.com/wa/2013051000042.html?page=1

「滅多に人を尊敬しない」と言い切る早稲田大学国際教養学部の池田清彦教授。
そんな彼が、最近「すごい人だ」と感じている近藤誠氏について語った。

ここの所、近藤誠の本がすごい勢いで売れているようだ。
アマゾンのベストセラーランキング等を見ると、『がん治療で殺されない七つの秘訣』(文春新書)、『医者に殺されない47の心得』(アスコム)、『「余命3カ月」のウソ』(ベスト新書)、中村仁一との共著『どうせ死ぬなら「がん」がいい』(宝島社新書)、『がん放置療法のすすめ』(文春新書)等々、最近出版された本は軒並みベストセラーである。

近藤の主張は、血液のがんなどの特殊ながんを除き胃がん、肺がん、大腸がんなどのいわゆる固形がんは、治療をしても延命効果は期待できないというものだ。
がんは基本的に放置しておくのが一番というのだから、医学界から蛇蝎のように嫌われるのは当然だ。
近藤が一般書を積極的に書きはじめた1990年代の半ばから、私は近藤の主張を私なりに検討した結果、データの豊富さ、推論の正しさなどから、近藤説はほぼ正しいと確信するに至った。

『がんは切ればなおるのか』(新潮社)が1998年に文庫になった際には、この本の解説まで書いたくらいだ。
それで、ここ20年くらい、がん検診は受けていないし、健康診断も9年ほど受けていないし、受ける気もない。

私は滅多に人を尊敬しないが、近藤誠はすごい人だとしみじみ思う。
慶応の医学部を最優秀の成績で卒業した近藤は、アメリカに留学して放射線医学を学び、母校に帰って講師になり、同期で一番早く教授になるだろうと思われていたという。
それが、当時医学界の主流であった乳がんの全摘手術に異を説え、乳房温存療法を公に主張して、出世コースから外れることとなった。
近藤も万年講師で終わるであろうと覚悟したと述懐している。
長い間医学界の主流から無視されていた温存療法は、しかし今や、乳がん治療のスタンダードになった。
自らの出世と引き換えに乳がん治療のパラダイムを変えたのである。
温存療法の優秀さが患者どうしの口コミで拡がったという事情もあったろう。

本の売れ行きを見る限り、今また近藤の主張は多くの人に支持されて拡がりつつあるようだ。
医学界は必死の抵抗を試みるだろう。
がんは放置しておくのが一番いいということになれば、がんの手術に携わる外科医と抗がん剤を製造している製薬会社はおまんまの食い上げになるからだ。
しかし、患者は医学界の金儲けのために存在するわけではない。
がん患者が手術や抗がん剤で殺されることはあっても、外科医がおまんまの食い上げになって死ぬことはない。
どちらがいいかは自明であろう。

※週刊朝日 2013年5月17日号

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池田清彦早大教授 「がんを治療せず放置する」メリットを語る
AERA dot. 2012.7.13 07:00週刊朝日
https://dot.asahi.com/life/lifestyle/2012092601484.html?page=1

生物学者で早稲田大学国際教養学部教授の池田清彦氏は、朝日新聞の書評欄に近藤誠『がん放置療法のすすめ』(文春新書)が紹介されているのを見て「ちょっと愉快であった」という。
その理由は、それが医学界の主流の説と全く異なる主張が書かれた本であり、「大新聞」の書評欄に載っていたからだ。
池田氏は本の内容に触れ、「がん放置療法」のメリットについて次のように話している。

大半の医者と厚生労働省はバカのひとつ覚えみたいに「がんの早期発見・早期治療」と言い続けてきたが、近藤の本の帯にあるように「乳がんで全摘手術を勧められたけど放置、22年経った今も元気です」(68歳女性)という人もいるのである。

がんを放置するとどうなるか。
(1)大して変化がない、(2)増大して治療をせざるを得なくなる、(3)縮小し、場合によっては消失する。
(2)だけが悪性のがんで、(1)や(3)はがんもどきで治療する必要はないと近藤は言う。
やっかいなのは(1)・(3)と(2)の違いは病理検査ではわからないことだ。

わからない限り、すべて悪性度の高いがんとみなして治療しようというのが主流の考えなのだろうが、がんの手術や抗がん剤は決して安全な治療法ではない。
(1)・(3)の人は治療により死ぬこともあろう。
私の知人で膀胱がんと診断され抗がん剤治療を始めて二週間後に死んだ男がいる。抗がん剤は猛毒なのだ。
治療のメリットがあるのは(2)の人だけだ(特に血液のがんは抗がん剤が良く効く)が、それとても治療をしない方が長生きしたかもしれない。

※週刊朝日 2012年7月20日号
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