【海苔】「腎」を補い耳鳴りなど老化トラブル全般に威力を発揮
「黒い食べ物には力がある」。
これは古来から言い伝えられてきました。
黒米、黒豆、黒ごま、海藻類(昆布・海苔・ヒジキetc)などが知られています。
今日はその中から、老化によるトラブル全般に威力を発揮する「海苔」の腎のパワーをアップする優れた効能をご紹介いたします。
耳鳴り、薄毛や白髪など髪の老化、むくみの改善や体内の老廃物を排出、咳(せき)や痰(たん)といった喉のトラブルの改善などが期待されるといいます。
私は毎日のようによく海苔を食べます。
おにぎり、寿司、冷そば・温そば、カレー、ラーメン、パスタ、野菜炒め、冷やっこ、納豆などなど。
とにかく、なんにでも海苔を添えたり、ちぎって入れて食べています。
その海苔の素晴らしい力を教えてくれたのは薬膳師の池田陽子さんです。
それでは日刊ゲンダイさんの記事を下記のアドレスからご覧になり、参考にされてください。
また、過去ブログの「まだ、本当においしい海苔を知らないあなたへ」や海藻に関するたくさんの記事を投稿していますので、ご興味がある方は参考にしていただければ幸いです。
健康長寿に役立つ高齢薬膳
【海苔】「腎」を補い耳鳴りなど老化トラブル全般に威力を発揮
日刊ゲンダイヘルスケア 公開日:2022年08月25日 更新日:2022年08月25日 by 池田陽子バックナンバー
https://hc.nikkan-gendai.com/articles/278032
海苔のブラックパスタ(提供写真)
老化が現れやすい体の部位といえば、耳。
加齢によって耳の奥にある「蝸牛(かぎゅう)」という感覚器官が異常を来し、50歳前後から耳鳴りや難聴といったトラブルが多くみられます。
人間が音を聞くときには、鼓膜が音によって振動して耳の奥へと伝わっていきます。
さらに蝸牛が音を電気信号に変えて、脳に伝えることによって音として認識されるのです。
しかし、蝸牛が異常を起こすと電気信号に変える機能が低下して、脳が音を認識することが難しくなってしまいます。
そのため脳は聞こえない状況をカバーするために、過剰に反応して電気信号を増幅するという変化を起こします。脳の過剰な反応は、実際に音が鳴っていないときにも起きるため、「耳鳴り」という現象が現れてしまうのです。
ひんぱんな耳鳴りは過度なストレス、集中力の低下、睡眠障害などにつながります。
慢性化すると生活の質が落ちて、体調を崩す原因になるため「たかが耳鳴り」と思わず早めの改善が必要です。
中医学では、耳は「腎」と呼ばれる臓器との関係が深いと考えます。
腎は人間の成長や老化をつかさどり、その働きが低下すると耳に不調が現れやすくなるのです。
腎の機能低下による耳鳴りは、ジーッというセミの鳴き声のような音で、夕方以降に悪化しやすく、夜間静かになると気になる傾向があります。
つらい耳鳴りを改善するためには、しっかりと腎を補う食材を取り入れることが大切です。
おすすめは海苔。
中医学では黒い食材は腎の働きを高める働きが優れていると考えます。
海苔は腎のパワーをアップする優れた効能があります。老化によるトラブル全般にも威力を発揮。
また、薄毛や白髪など髪の老化にも効果が高いとされています。
さらに、利尿・解毒作用もあり、むくみの改善や体内の老廃物を排出して体調を整える働きもあります。
そのほか、咳(せき)や痰(たん)といった喉のトラブルの改善にも役立ちます。
海苔はなんといっても手軽に取り入れられるのが魅力です。
「ごはんの友」としてだけではなく、「若返りの友」としてもシニアの食卓に欠かさず常備したいもの。
刺し身を巻いて食べたり、サラダのトッピングにするなど多用してみましょう。汁ものに入れるのもおすすめです。
海苔のアミノ酸含有量はシイタケやかつおぶしの3~5倍あるので、驚くほどダシが出て味わいが深まります。
海苔はごはんとだけではなく、パンやパスタなど洋風料理にアレンジしてもおいしくいただけます。
トーストにチーズと一緒にのせたり、ポテトサラダやローストビーフをのせてカナッペ風にいただくのもおすすめです。
海苔の耳鳴りを改善する効果を高めるためには、同様に腎の働きを高める黒ごま、くるみ、ナガイモ、黒豆、ホタテなどと組み合わせるとよいでしょう。
■海苔高齢薬膳レシピ
海苔のブラックパスタ
腎の働きを強める海苔と、ホタテ、黒ごま、くるみを組み合わせたレシピ。
海苔の風味に黒ごまのコクが加わって、あとを引くおいしさです。
ホタテ缶のうまみで味が簡単に決まります。わさびも味の決め手。
【材料】2人分
●海苔 全形2枚
●ホタテ缶(小) 1缶
●黒すりごま 大さじ2
●くるみ 大さじ2
●バター 10グラム
●パスタ 200グラム
●わさび 少々
●刻みネギ 適量
●塩 適量
【作り方】
パスタは袋の表示通りにゆでる。ゆで汁2分の1カップを残して、ザルに上げて水気をきる。
ボウルに細かくちぎった海苔を入れ、ゆで汁を加え、混ぜて溶かしたらパスタを入れる。
続いてバター、黒ごま、わさび、ホタテ缶を缶汁ごと加えて全体を混ぜる。
塩で味を調整して器に盛り、刻んだくるみと刻みネギを散らす。
新著「中年女子のゆる薬膳。」(文化出版局)が好評発売中。
池田陽子
薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。
ブログカテゴリー
- お知らせ (20)
- ご愛用者様からのお便り (2)
- ご挨拶 (6)
- イベント情報 (2)
- ウイルスの不思議 (4)
- ゲノム編集食品 (8)
- 人生・仕事・生き方 (47)
- 体の不思議 (18)
- 健康・元気 (34)
- 免疫力・自然治癒力 (8)
- 呼吸・呼吸法 (2)
- 大自然・地球 (18)
- 天・地・人 (6)
- 宇宙の不思議 (2)
- 微生物の不思議 (5)
- 意識と心と体 (15)
- 教育問題 (1)
- 旅・旅行 (1)
- 最新の叡智 (12)
- 果実・ハーブガーデン (1)
- 植物の不思議 (6)
- 氣 (2)
- 水の不思議 (5)
- 水道水、飲み水 (5)
- 汚染食品と現代病 (28)
- 油と健康と病気 (7)
- 海の不思議な力 (6)
- 海藻の力 (28)
- 環境問題 (5)
- 生命の不思議 (8)
- 生命史 (3)
- 病気・医療・介護 (82)
- 発酵水の魅力 (22)
- 発酵食品 (6)
- 社会問題 (62)
- 美容 (5)
- 脳の不思議 (6)
- 腸内細菌叢・人体常在菌 (11)
- 自然療法 (64)
- 自然食品 (2)
- 虫歯・歯周病などの自然療法 (3)
- 農と食 (21)
- 野草・薬草・ハーブ (11)
- 電磁波問題と対策 (1)
- 音・周波数の不思議 (3)
- 食と食養法 (70)
- 食と食養生 (4)
- 食物繊維・発酵性食物繊維 (1)
- 食糧問題 (4)
最近の投稿
バックナンバー
会社情報
株式会社発酵水
425-0051
静岡県焼津市田尻北1361-4
TEL:054-207-7952
営業時間:9:00~18:00
定休日:土・日・祝祭日
425-0051
静岡県焼津市田尻北1361-4
TEL:054-207-7952
営業時間:9:00~18:00
定休日:土・日・祝祭日
モバイルサイト
携帯やスマホでアクセス