発酵水は、母なる海の恵みの日本在来の天然海藻(緑藻類・褐藻類・紅藻類)
およそ30種類を独自製法で長期自然発酵させて、手づくりで原液づくりをしている発酵飲料です。

スウェーデンで人気!海藻はスーパーベジタブル



※world-fusigi.netより引用





スウェーデンで海藻がちょっと人気だそうです。
北欧のごく一部の国で海藻食文化があることは聞いていましたが、これまでの歴史でまったく海藻を食べたことがないスウェーデンでということで興味を惹かれました。

今回の情報で驚いたことは、スウェーデンに海藻がおよそ1万種類もあるということです。
日本は四方を海に囲まれて海洋資源に恵まれていますが、それでも海藻の種類は1,500くらいとされています。

すごいですね。
日本の7倍近い種類の海藻があるなんてにわかには信じがたい気もしますが、しかもまったく未利用だったといいますから逆にこれまで海藻食に目をつけなかったほうが不思議と言えます。

以前にもお話しましたが、世界に名だたるマクロビオティックの久司道夫さんとお会いした時、久司さんが肉食が多い欧米人に海藻を食べることを推奨していると言われていました。

今、アジアを中心にして欧米へ海藻食が静かな拡がりをみせています。

でも、シビアなお話をしますと、古来から海藻を食してきた私たち日本人でさえも残念ながら、小腸の消化酵素では海藻を分解して消化吸収することができないので、その後大腸まで送られて一部の腸内細菌のエサとなって発酵し、ビタミンやミネラル、酵素、ホルモン、そして今注目の短鎖脂肪酸などの重要な栄養成分を産生してくれます。
※しかし、これらの詳細については分からないことが多く、今後の研究成果が待たれます。

ところが海藻を食べ始めたばかりのアジア人や欧米人の大腸には日本人のように、この海藻をエサにして発酵し有益な栄養成分を産生してくれる腸内細菌がいない可能性が高いと思われます。

従いまして、海藻を食してその素晴らしい栄養を摂取するというよりも、腹持ちを良くして食べ過ぎを抑えてダイエット効果を期待したり、便のカサを増して蠕動運動を促進し便通を改善したりするなどの効果にとどめたほうが良いと思います。

あとは、今日ご紹介する日本人にはない発想で色々な海藻料理を創作して、存分に味わい楽しむ新しい食文化をエンジョイしていただけるといいですね。

それでは料理通信さんの記事を下記のアドレスからご覧になり、世界の海藻食の広がりの一端をご参照ください。

Sweden [Bohusl?n]
海藻はスーパーベジタブル!
2人の海洋学者が立ち上げた海藻ビジネス
料理通信 2022.8.12
https://r-tsushin.com/journal/world/sweden_2022_8/#page-1

text by Sakiko Jin / photographs by Scandinavian Seaweed Company(photo1), Sakiko Jin(photo2, photo3)

近年、スウェーデンでは海藻が人気だ。
以前は海藻を食する文化が皆無に等しかったが、地の野菜よりも数倍のミネラルとビタミンを含んでいることから、今では海藻はスーパーベジタブルとも呼ばれ、注目度が高まっている。

「スカンジナビアン・シーウィード・カンパニー(Scandinavian Seaweed Company)」は、海洋生物学者でありプロのダイバーでもあるカテリーナ・ベングツソン・キュプキックとヨハン・ベングツソンの2人が営む海藻会社。
乾燥させた海藻や燻製海藻のふりかけ、昆布オイルなどをウェブサイトで販売する他、海藻を使った料理教室や小島を訪れて海藻について学ぶ「海藻サファリ」や、企業や料理人、大学向けに海藻のコンサルタントも行っている。

スウェーデンには約1万種の海藻があるが、毒素を含むものはなく、組織や光合成色により3つのカテゴリー(赤・緑・茶色)に分けられる。
「海藻は海から直に栄養素を吸収するので、クリーンな海水であることが重要」と語るカテリーナとヨハン。
海藻はスウェーデン、デンマーク、ノルウェーに囲まれたスカゲラク海峡沿岸で採取し、レストランなどにも卸している。

また、西海岸の小島にある元灯台のホテル「パーテル・ノステル(PATER NOSTER)」では、料理長も務めるヨハンが考案した海藻を使ったスナックや前菜が楽しめる。
自由な発想から生まれた海藻料理には驚かされるばかりだが、そのおいしさにも目を見張るものがあり、海藻の新たな一面に触れることができる。

(写真トップ)共同経営者のカテリーナ・ベングツソン・キュプキック。
スウェーデン政府とも協力し、今後、スウェーデンの食で海藻がどれほど大事な役割を担うか考えているという。

「パーテル・ノステル」で供される海藻類の前菜。
素揚げしたアオサ属のボウアオノリ(上)、ヒバマタ属の海藻とゴマのチップス(右)、コンブペーストのカナッペ(左)。
素揚げしたボウアオノリは、口に入れた瞬間に儚く消え、海藻の旨味を飲み込んでいるかのよう。
コンブで作ったペーストも、海藻の旨味を西洋のテイストでまとめ上げ、日本人が持つコンブのイメージを一新する。

海藻類を紹介するヨハン・ベングツソン。
海藻が持つポテンシャルを教えるだけでなく、環境に配慮した採取の仕方や活用方法なども指導している。

◎SCANDSEA
SEAWEED FLAKES 129スウェーデンクローナ
https://www.scandsea.se
*1スウェーデンクローナ=13円(2022年7月時点)
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