腸内環境を壊す食品添加物 女性自身
過去記事(2022.5.5)の「製薬会社の第一の罠が食品添加物で第二の罠が薬」でもご紹介しましたが、世界の超巨大企業である製薬会社が推進する食品添加物、医薬品、農薬・除草剤、化学肥料、F1・遺伝子組み換え・ゲノム編集食品などにより、私たちの健康を脅かすことはおろか土壌や川や海、森、大気などの地球レベルでの汚染が進んでいます。
私たちが自分自身ひいては自然のために一人ひとりが取り組めることは、まずは食品添加物のことをもっと知って、出来るだけ摂取を減らすことではないでしょうか。
そのためにとても参考になる情報を、女性自身さんが「腸内環境を壊す食品添加物」と題して、二つの記事を書いてくれていますので、ご紹介させていただきます。
少しでも皆さんのお役に立てましたら幸いです。
下記のアドレスからご覧ください。
肥満の原因にも…腸内環境を壊す食品添加物
記事投稿日:2022/07/06 06:00 最終更新日:2022/07/06 06:00
『女性自身』編集部
https://jisin.jp/life/health/2114956/
“腸活によい”イメージの食品にも落とし穴が…
「健康のため、ダイエットのためなどと思って食べているものが、反対に腸にダメージを与えてしまうケースが増えています」
そう警鐘を鳴らすのは、漢方薬店kampo’sの薬剤師で薬学博士の鹿島絵里さんだ。
近年、腸内細菌の働きに関しては急速に解明が進んでいる。
ダイエットを含む代謝機能、アレルギー疾患を含む免疫機能、情緒や精神分野などの働きなどがあり、腸は私たちの体調と密接に関わっているのだ。
「“第二の脳”とも呼ばれる腸ですが、ここ数年で、食品添加物によって腸内環境が悪化してしまうことがわかってきたのです」(鹿島さん・以下同)
食品添加物は数多くあるが、なかでも鹿島さんが特に注意を促すのが「人工甘味料」「乳化剤」「保存料」の3つ。
まず人工甘味料。
私たちが大好きな“甘み”を作り出す添加物だ。
「人工甘味料は、『カロリーオフ』や『カロリー0』などとうたった飲料や食品に使われています。
さらには、ヨーグルトやキムチなどのいわゆる“腸活によい”というイメージのある食品にこうした人工甘味料が使われていることも少なくありません」
人工甘味料は、腸内での酪酸の産生を減少させることがわかっているという。
「酪酸は腸内で抗肥満の働きをしてくれる物質。よって“カロリーゼロ食品”を取り続けて酪酸が減少すると、ダイエットどころか、かえって肥満を招くことにつながりかねないのです」
次に乳化剤。
これは油と水を混ざりやすくする働きをする添加物で、チョコレート、マーガリン、アイスクリーム、菓子類など多くの食品に使われている。
乳化剤のうち、カルボキシメチルセルロースとポリソルベートという物質が特に要注意の成分だが、食品のパッケージには、多くの場合「乳化剤」とだけ表記されている。
「私たちの腸内は薄い油でできた粘膜で保護されていて、この粘膜は腸を外的な刺激から守るバリアの役割を果たしています。ところが、乳化剤によって腸内細菌叢がダメージを受けてしまうのです。すると、腸の炎症が起こりやすくなり、免疫力が弱くなる、アレルギー症状などの炎症反応が出やすくなる、といったトラブルの原因になります」
ごほうびスイーツが、腸にはつらい刺激になりうることを頭に入れておこう。
最後が保存料。
安息香酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、亜硝酸ナトリウムなどがある。
食材の見た目を鮮やかにする「発色剤」として、ハム、ベーコン、たらこなどに使われる添加物だ。
「これらはカビや細菌などを増殖させない保存料としての役割もある合成物質です。しかし、腸に必要な細菌までも抑制してしまうことがあり、腸内環境のバランスを乱してしまう恐れも」
抗炎症作用が抑制された結果、免疫力の低下を招き、アレルギー疾患などを誘発しやすくするのだという。
現代においてはすべての食品添加物を避けるというのは現実的ではない。
だからこそ、鹿島さんは、「食品成分表示」をきちんとチェックする習慣をつけるべきと話す。
「まずは意識するところから。それが体に入れる食品添加物を減らすことの第一歩です。リストにあるような添加物の“取りすぎ”に気をつけてください」
健康志向があだになってしまうことのないよう、自分の体内に取り込む食品について気を配ろう。
『女性自身』2022年7月12日号
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人工甘味料で善玉菌が減少…腸内環境を壊す食品添加物とは
記事投稿日:2020/03/26 15:50 最終更新日:2020/03/26 15:50
『女性自身』編集部
https://jisin.jp/life/health/1843828/
「これまでにもさまざまな機関の研究で、食品添加物の発がん性などが問題視されてきました。近年、着色料や保存料、人工甘味料などから、腸に悪影響を与える物質が海外で続々と報告されています」
こう話すのは管理栄養士の圓尾和紀さんだ。
腸内細菌は私たちの免疫力をコントロールしてくれるなど重要な存在であることがわかってきているが、その腸内細菌が、食品添加物によって脅かされてしまうのだという。
「よい腸内細菌が活発になれば、体が元気になります。逆に腸内細菌が減退すると、病気や精神的に落ち込む原因となるなど悪影響が出てきます。腸内細菌が私たちの健康をコントロールしているといっても過言ではありません。現在の日本では多くの食品に食品添加物が使われています。保存期間が長いもの、彩りが鮮やかなもの、カロリーオフをうたうものなどを食べすぎると、腸内環境が悪化し、免疫力の低下を招いてしまうのです」(圓尾さん・以下同)
こうした腸内細菌にダメージを与える食品添加物は、私たちが日ごろから何げなく食べているものに多く含まれているという。
腸内環境を特に悪化させることがわかっている食品添加物は、人工甘味料、保存料、発色剤、乳化剤。
人工甘味料は合成して作られた甘味だ。
【人工甘味料】食品に存在しない甘味をつける化学合成物質
<添加物名:サッカリン>
添加されている主な食品:漬け物、ガム、魚介加工品(かす漬け、味噌漬け、醤油漬け)、たくあん、つくだ煮、煮豆、缶詰など
<添加物名:スクラロース>
添加されている主な食品:カロリーオフの飲料(缶コーヒー、乳酸菌飲料)や食品、漬け物、コンビニの菓子パン、グミ、キャンデー、のど飴など
<添加物名:アスパルテーム、L-フェニルアラニン化合物>
添加されている主な食品:カロリーオフの飲料(糖質ゼロの清涼飲料)や食品、ガム、プリン、ゼリー、ミントタブレットなど
「人工甘味料をマウスに与えたところ、砂糖を与えられたマウスよりも血糖値が上昇。そのマウスの腸内細菌を無菌マウスに移植したところ、無菌マウスでも同様の血糖上昇が生じたことから、腸内細菌が関わっていることが示されたという報告があります。これらの食材を食べ続けると、人間の腸内でも何らかの影響が発生すると考えられます」
<添加物名:アセスルファムK>
添加されている主な食品:カロリーオフの飲料(糖質ゼロビール、発泡酒ほか)、漬け物、梅干し、グミ、ガム、ゼリー、豆乳など
「動物実験で、リンパ球の減少が認められています。リンパ球が減少すると、免疫力が低下します。腸内環境と免疫には、深い関係があります」
人工甘味料は使用する糖分を減らせることから、カロリーオフや糖質ゼロをうたうものに多く用いられる。
「健康なマウスに人工甘味料の『スクラロース』を与えたところ、健康面でよい細菌が減少したという報告があります。同様の実験をヒトで行ったところ、マウスと同じ影響が確認されています。また、『サッカリン』『アスパルテーム』においても、砂糖を与えられたマウスよりも血糖値が大幅に上昇したことが示唆されています。カロリーオフを目当てにしているのに、これでは本末転倒です」
糖質がゼロだから安心だと摂取し続けていると、私たちの健康な腸内細菌はどんどん侵されてしまうのだ。
腸内環境を守るためにも、食品表示に注意する習慣をつけよう。
『女性自身』2020年4月7日号 掲載
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