発酵水は、母なる海の恵みの日本在来の天然海藻(緑藻類・褐藻類・紅藻類)
およそ30種類を独自製法で長期自然発酵させて、手づくりで原液づくりをしている発酵飲料です。

「フノリ」漁業のすがた 北海道様似町冬島






味噌汁に入れたり、酢ものにしたり、ソバやうどんに入れたりなど、フノリはとても美味しいですよね。
私も大好きです。
日本では主に太平洋岸で採れるとされています。

北海道はとにかく食べ物が美味しくて、何を食べても最高ですよね。
そんな恵まれた北の大地「でっかい道」に20代~40代にかけて丸16年住んでいました。
終の棲家にしてずっと住んでいたいと思っていた、懐かしい思い出がいっぱいのところです。

さて今日は普段見ることがない海岸の岩場で、フノリを手摘みしたり、天日干しするなどの「ふのり漁業」の風景をご紹介いたします。
※フノリの効能については、ブログの過去記事をご参照ください。

写真が結構添付されていますので、ぜひ下記のアドレスからご覧ください。

フノリ(フクロフノリ):ふのり漁業
地方独立行政法人 北海道立総合研究機構
水産研究本部 マリンネット北海道
最終更新日:2013年03月01日
https://www.hro.or.jp/list/fisheries/marine/o7u1kr000000ceh2.html

フノリ
ページ内目次
・漁業の情報
・対象魚の情報
・漁業のすがた
・増殖と管理
 (写真で見る)

〇漁業の情報
・漁業許可等の区分 : 第一種共同漁業権漁業
・主な操業地域 : 渡島、日高、十勝 振興局管内
・取材地 : 日高振興局管内様似町冬島地区
・漁場 : 潮間帯
・漁具 : 採取は手採り。その他、フノリを入れる籠など。
・漁期 : 1~6月
・漁船 : 規模なし
・出荷 : 形態は生、乾燥

〇対象魚の情報
・標準和名 : フクロフノリ
・英名 : glue plant
・科目 : スギノリ目フノリ科
・学名 : Gloiopeltis furcata (Pastels et Ruprecht) J.Agardh
・俗名 、地方名 : フノリ
・混獲魚 : なし
・道内主産地 : 全道

〇漁業のすがた
ふのり漁業は1~6月までの干潮時に行われ、コンブ採取が始まる前の春の重要な漁業となっています。
漁場は潮間帯磯場の最上部に形成されるため、老若男女を問わず行うことができます。
漁法は手採りのため、漁具は採取したフノリを入れる背負い籠だけあればよいという比較的簡易なもので、経費の掛からない漁業です。

漁期前半の1~3月は生フノリとして、4月以降は乾燥フノリとして出荷されており、道内のみならず本州でも消費されています。

〇増殖と管理
毎年6月下旬から7月上旬に漁業者全員で漁場の雑海藻等を駆除し、フノリの胞子撒きを行って増殖に努めています。
他に将来に向けてフノリの一番生えやすい場所、水深帯に石材等を並べて漁場を造り生産の増大を図っています。

漁法はフノリの付着している面を壊さないように、そして成長途中にあるものを採ってしまわないために、手採りで行われています。
また、漁業の管理として、干潮に合わせて出漁日と漁獲時間を決めて採取を行っています。
(写真で見る)

〇操業
操業1 : 大潮の凪(なぎ)の日に部会一斉に漁獲を行います。
操業2 : 石の上面、側面にびっしりとフノリが生えています。

フクロフノリ : 岩にはこのように生えています。着生面の黒い部分を”座”と言います。

摘み取り1 : 春とはいえ岩は冷たく、手はかじかみます。
摘み取り2 : フノリは籠に摘み、運びます。

〇乾燥
乾燥1 : フノリを重ならないようにシートの上に広げます。
乾燥2 : 天日で夕方まで乾燥します。
乾燥3 : まんべんなく乾燥させるために、時々手返しを行います。

〇出荷
出荷1 : 乾燥されたフノリ。
出荷2 : 集荷日に漁協へフノリを運び、計量します。
出荷3 : 集荷場には順番待ちの行列ができます。
出荷4 : 集められたフノリは品質別にまとめられます。

〇増殖(磯掃除)
道具1 : 通称「ガリガリ君」。磯掃除に使う道具です。
道具2 : 先端は鋼を加工してあります。

磯掃除1 : 6月下旬に部会全員で磯掃除を行います。
磯掃除2 : 磯掃除。岩の雑物を除去し、着生面を出します。
磯掃除3 : 既存のフノリが生えている部分(座)を傷を付けないよう注意深く作業を行います。

〇協力 : 日高振興局管内/えりも漁業協同組合 冬島支所(旧 冬島漁業協同組合)
〇取材 : 日高地区水産技術普及指導所

最終更新日:2013年03月01日
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