発酵水は、母なる海の恵みの日本在来の天然海藻(緑藻類・褐藻類・紅藻類)
およそ30種類を独自製法で長期自然発酵させて、手づくりで原液づくりをしている発酵飲料です。

有機学校給食は市町村職員の「地産地消コーディネーター」が要




元農林水産大臣の山田正彦さんが、学校給食のオーガニック化を実現するためには市町村職員の「地産地消コーディネーター」が要(かなめ)と言われています。

初めて知りました。
各市町村の職員さんたちが裏方で大変なご苦労をされているんですね。
もちろん、生産者の方を含め関係者の全ての皆様のご協力があってのことだと思います。

この動きが全国へ広がっていきますよう、お祈りします。

詳しいことは山田正彦さんのブログ記事を下記のアドレスからご覧ください。

山田 正彦
2021年12月12日 9:56
https://www.facebook.com/masahiko.yamada.125

各地で学校給食のオーガニック化が急速に盛り上がっています。

小山市でも菜の花サミットに私も参加しましたが、浅野市長が明言、どうしたら実現できるか私への問い合わせも頻繁になりました。
オーガニック給食マップのサイトでも30分ほどの学校給食の短編映画を作って欲しいと相談がありました。
(オーガニック給食マップ https://organic-lunch-map.studio.site/home )
原村政樹監督も是非作ろうと乗り気です。

まずは千葉県のいすみ市で早朝から有機栽培の人参掘りの現場から、関係者、太田市長さんにお会いするなど忙しい取材が始まりました。

いすみ市は有機栽培農家がいないところで3年目には有機米100%給食を実現し、今では人参、小松菜、大根、じゃがいも、玉ねぎなど8種類の野菜を有機で提供できるようになっています。
どのようにして実現できたのか、私にとっても大変興味ある取材でした。

有機栽培は農薬や化学肥料を使う慣行栽培と違って収量も少なく手間もかなりかかるので、どうしても高いものになります。
いすみ市お米の場合は60キロ2万円で購入しています。

今年コメの価格が1万円を切り農業の現場では大変なことになりました。
私が農水大臣の時、米60キロの生産原価を調べると1万5000円でしたので、農家は大赤字で来年は黙って農業をやめてしまうだろうと囁かれています。

市長さんの話では今年も2万円で有機の米を買い取っているので、米農家は大助かりで来年はさらに面積を増やすと張り切っているそうです。

今年いすみ市では有機の米が110トン栽培され、学校給食で48トン、残りは「いすみっこ」のブランドで高い価格でJAを通して販売しているそうです。
有機の学校給食がいすみ市の産業振興に繋がったのです。

8種類の有機野菜のいすみ市の買入価格をお聞きしました。
生産者も市議会でも納得のできる価格でなければなりません。
野菜の価格は農水省が毎日全国各地の野菜の卸値等を集計しているのは 農水大臣の時から知ってはいましたが、有機栽培の価格についてもスーパーなどの価格をもとに統計があるので、それを参考に生産農家と協議して市から価格を提示して生産していただくそうです。
有機野菜の市の購入価格はスーパーなどの慣行栽培の野菜価格の大体 1.4倍から5倍の価格で購入しているようです。

韓国で学校給食を高校まで有機栽培にできたのは市町村がそれだけ高く 購入するからですと韓国農水省から説明を受けましたが、国がそれだけの予算措置をしているからだと思いました。

日本でも農水省は来年度の予算で、各市町村が学校給食に有機食材を購入する費用を一部助成できる予算を計上しました。
学校給食のオーガニック化は、ただ高く購入すればできるものではなさそうです。

いすみ市では市の職員が有機栽培農家を回って生産者の協議会を組織して、栄養士さんも一緒に参加し、どの農家がどの献立のどの野菜を納品するかという割当を作成し、さらに天候不順などで野菜が集まらない場合、栄養士さんが不足分の再調達を行なっているそうです。

このような生産者と給食センターの間に入って調整し、有機学校給食の事業を育てる役割を、いすみ市では地産地消コーディネーターと呼ばれる市の職員が担っています。
私は今回の取材で、改めて学校給食のオーガニック化は市町村職員の並々ならぬ努力の賜物であることを知ることができました。

学校給食のオーガニック化はブラジルでは州の法律で食材の3割は有機栽培の食材でなければならないと。
台湾でも法律で遺伝子組み換えの食材は禁止するなどと。
子どもたちのために、今では世界の潮流になってきています。
日本もそうなると確信しています。
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