『アルツハイマー病の脳細胞に「薬」として届くココナツオイルの奇跡』


植物油などと健康や病気との関係、ケトン体のことなどはまだあまりよく理解していませんが、今一番懸念される症状の一つ、認知症の70%を占めるといわれるアルツハイマー病の改善にココナツオイルが良いという本がIMK Booksさんから出版されていますので、ご紹介いたします。
私も10数年前に亡くなった父がアルツハイマー病でしたので、多くのことを体験し、学ばせていただきました。
もしお悩みでしたら、まずは本書などから情報を収集して試してみられたらいかがでしょうか?
なお、本書は書店では取り扱っていないということですので、ご興味のある方は下記のアドレスから検索を進めてみてください。

IMK Books
『アルツハイマー病の脳細胞に「薬」として届くココナツオイルの奇跡』
https://imk-books.co
https://personalhealthconsultant.site/books/coconutoil/cc-01/
【ご注意】本書は、電子書籍ではなく印刷製本された書籍ですが、書店では販売していません。
■ココナツオイルが「薬」に変わる瞬間
「この病気が、そんなココナツオイルで治るはずがない!」
そう思ったのは、医学博士で、お茶の水健康長寿クリニック院長の白澤卓二氏。
メアリー・T・ニューポートの本をはじめて読んだのは、2012年のことでした。
1990年から東京都老人総合研究所で、アルツハイマー病の問題に20年以上も取り組んできた経験から、この難病がココナツオイルで治るとは、にわかには信じられなかったと言います。
とはいえ、メアリー・T・ニューポートは医学博士であり、アルツハイマー病の夫の症状がココナツオイルで劇的に改善したことで、「アルツハイマー病の治療法があるのに、それを誰も知らないとしたら?」というレポートを発表。
同テーマで、アルツハイマー病国際会議で講演していることを知り、「ならば、試してみよう」とココナツオイルを購入し、八王子の施設の要介護3の患者に投与したところ、みごとに症状が好転したのです。
ココナツオイルに含まれる中鎖トリグリセリドを摂取・分解することで、肝臓で産生される「ケトン体」の可能性に驚き、感動した白澤先生は、早速動きました。
2013年に協会を立ち上げ、薬に頼ることなく、食によって日本を健康にすることを目的に、ケトン体を活用するケトジェニックダイエットの普及に尽力するのですが、、、
■ココナツオイルのこれほどの効能が、なぜニュースにならないのか?
日本で本格的にケトジェニックダイエットを広めようと活動をはじめた白澤先生でしたが、テレビも、新聞も、ココナツオイルを摂取することで、肝臓で作り出せる「ケトン体」の驚くべき効果を、ニュースとして報道することはありませんでした。
それは、本書の著者の国、アメリカでも同様です。
知る人ぞ知る、非常に限られた情報という範囲をいまだに超えていないのが現状なのです。
いったい、どうしてなのでしょうか?
本書の中で、著者のメアリー・T・ニューポートは次のように語っています。
「私が最初に書いた本に対して、アルツハイマー病協会の方々を含め、研究者や医師の方々から頂いた批評の中で、最も大きな不満としてあげられていたのは、アルツハイマー病を治療するために代替燃料としてケトンを用いるという概念を裏づける大規模な臨床試験がまだ行われていないことでした」
たしかに、「新薬」であれば、そうした試験が必要なのは当然でしょう。
ほとんどの薬は、自然に存在する物質ではありません。
研究室で合成された化学物質です。
これらはターゲットとなる臓器だけでなく、ほとんどの臓器に届くため、有害な、意図されていない結果を引き起こすリスクがあります。
著者は言います。
「しかし、ココナツオイルは食べ物です。
副作用があるわけではありません。
世界各地で何百万人もの人たちが常食にしているものです。
にもかかわらず、食事療法についても、個人が試したり、医師が勧めたりする前に、大規模な、無作為化された、二重盲検の臨床試験をあえてしなくてはいけないのでしょうか?」
副作用というリスクがなく、不治の病と考えられている病気を改善することが期待できるのですから、これを読んでいるあなたも、同じ疑問を感じているかもしれません。
それにしても、「ケトン体」を活用することで、アルツハイマー病を治せる可能性のあることが、なぜニュースにならないのでしょうか?
■1980年代のネガティブキャンペーンでココナツオイルが市場から消えた・・・
1950年代のアメリカでは、多くの人がココナツオイルを使って料理をしていました。
その状況が一変するきっかけが、新たに登場した油脂、ショートニング。
いわゆる「トランス脂肪」です。
保存期間の長さが一番の特長でしたが、常温で2年間保存が可能なココナツオイルの存在が、消費者にアピールする際に大きな障害になってしまいます。
そこで、メーカー側は、国に対してココナツオイルは動脈を詰まらせる脂肪だと主張。
かなり欠陥のある証拠しか提示できなかったにもかかわらず、一時期、関税がかけられることに。
さらに、1980年代からはアメリカ大豆協会や心臓病予防協会が大々的にネガティブキャンペーンを開始します。
アメリカ大豆協会は、導火線付きの時限爆弾をイメージさせるココナツが描かれた広告を42万人の会員に配布。
ココナツオイルへの全面攻撃に参加するよう呼びかけます。
そして心臓病予防協会は、「アメリカ人に毒を盛る」というヘッドラインをつけて「ニューヨーク・タイムス」や
「ウォール・ストリート・ジャーナル」など主要紙に全面広告を掲載。
そのテーマでUSAトゥデイのテレビ番組も放送されるなど、ネガティブイメージは、一気に拡大、浸透していきます。
こうして、ココナツオイルは市場から姿を消していきました。
アメリカ大豆協会と心臓病予防協会の完全勝利に見えた「油」戦争。
ところが、皮肉なことに、動脈を詰まらせる脂肪の正体は、ココナツオイルではなく、ショートニングや健康的な植物油であることをうたっていたマーガリンといったトランス脂肪であることが明らかになってきます。
2013年には、トランス脂肪は、もはや一般に安全と認められる食品認定に適合しないため、アメリカ食品医薬品局(FDA)は、食品への使用を段階的に減らしていき、最終的に禁止を宣言したのです。
■いまだにアルツハイマー病の特効薬は、1つもない
ココナツオイルに対するいわれのない疑いは晴れたものの、長年にわたるマスメディアを利用したネガティブキャンペーンは、多くの人々の深層心理に、想像以上に根深く影響しているのかもしれません。
何十年ものあいだ、天然の油(脂肪)はすべて悪であり、心臓病を防ぐにはショートニングやマーガリンといった
トランス脂肪の方を食べるべきだと思わされてきたのです。
ココナツオイルの摂取を避けるよう勧める医師はいても、トランス脂肪を避けるよう勧める人はほとんどいないと本書のなかで著者は指摘しています。
医師でさえも影響を受けているマスメディアによるネガティブキャンペーンの残像は、まだ根深く残っているのかもしれません。
■私たちは、何を信じればいいのか?
内閣府白書によると、2020年の国内の認知症患者は推計約602万人。
2025年には700万人を突破して、65歳以上の5人に1人が認知症になるといわれています。
認知症患者の7割を占めるとされるアルツハイマー病の薬の開発に関して、2021年6月に、日本と米国の大手製薬会社が共同で開発したアルツハイマー病の治療薬が、米国で、条件付きで承認されたというニュースが話題になりました。
その治療薬は、米国で有効性の証明が難しいと判断され、2019年にいちど臨床試験が中止されたもの。
アメリカ食品医薬品局(FDA)の外部専門家らによる独立委員会が、患者に利益があるという証拠が不十分だという結論を出していたもので、FDAは今回、治療法が少ない病気の薬などに適用される「迅速承認」の制度を使ったとのこと。
承認の条件として効果などを調べるよう求めており、十分に確認できなければ承認を取り消す可能性もあるようです。
米国研究製薬工業協会によると、2017年までの20年間に146の認知症の新薬候補が開発中止になったといいます。
患者数が多いため、成功すれば大きな売り上げが見込めるが、難易度が高く、大手製薬会社は巨費を投入して薬の開発をしているものの、これまでに承認された4種の認知症薬は、いずれも病気の進行を緩やかにする効果が認められていないというのが現状なのです。
■ココナツオイルを試した人の91%が、なんらかの改善がみられたと答えています
著者のもとには、これまでに400人以上の人たちが、ココナツオイルやMCTオイルまたはその両方を試した結果についてメールや手紙で報告が届いているといいます。
その中の184人を詳しく調査した結果、
◎改善が見られた⇒91%(167人)
◎記憶や認知機能に改善がした⇒59%(108人)
◎人付き合いや振る舞い、気分が改善した⇒42%(77人)
◎話し方や言語能力が改善した⇒35%(64人)
◎とりわけ改善は見られなかったものの、6カ月以上の期間中、症状の悪化も見られなかった⇒3%(5人)
◎改善も安定も見られなかった⇒6%(11人)
このように顕著な成果が出ており、このデータは、2012年にシカゴで開催された、「てんかん、その他の神経障害のための食事療法会議」で発表されています。
著者は言います。
「たとえこれが臨床試験とは呼べなくても、これだけ多くの人たちが、改善があったと報告しているということは、この食事戦略になんらかの効果がある可能性が示唆されているということなので、これから臨床試験を行う正当な理由となるでしょう」
さて、あなたは、大規模な臨床試験をクリアしたココナツオイルから作られた「新薬」が開発されるまで、何年待てますか?
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