発酵水は、母なる海の恵みの日本在来の天然海藻(緑藻類・褐藻類・紅藻類)
およそ30種類を独自製法で長期自然発酵させて、手づくりで原液づくりをしている発酵飲料です。

「人新世」って何?



皆さん、人新世ってご存じでしたか?私は初めて聞きました。
このような新しい考え方もあるんですね。

人新世の開始年代一つにしても様々な考え方があるようですので、まだまだこれから研究されていく分野かと思われます。

それでは、ウィキペディア(Wikipedia)と文春オンラインから引用して、その一端を覗いてみましょう。

人新世
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E6%96%B0%E4%B8%96

人新世(じんしんせい[1][2]、ひとしんせい[1]、英: Anthropocene[3])とは、人類が地球の地質や生態系に重大な影響を与える発端を起点として提案された、完新世(Holocene, ホロシーン)に続く想定上の地質時代である。
和訳名は人新世のほかに新人世(しんじんせい)も見られる[注 1]。
層序の学術用語の地質年代の「世」の英語の語尾のカナ表記が「シーン」であることから自然史分野の術語では「アントロポシーン」を用いる[6][7][8]が,日本語音写形は英語発音とラテン語風発音の混在した[注 2]「アントロポセン」が通用している[9][注 3]。

影響としては人為的要因の気候変動(地球温暖化)が挙げられるが、これに限定されてはいない[12][13][14][15][16]。

2019年6月時点で、国際層序学委員会 (ICS) も国際地質科学連合 (IUGS) もこの用語を地質時代の公認下位区分としては正式に承認していないが[14][17][18]、ICSの第四紀(を研究対象にする)層序学小委員会の人新世作業部会 (AWG) は、地質時間スケールで人新世という時代を定義するための公式なゴールデンスパイク (GSSP)の提案に向けて2016年4月に票決を行い、その勧告を2016年8月の万国地質学会議に提示した[19]。
2019年5月、AWGの会員34人がICSに対して公式提案を行うことに賛成票を投じた[20][21]。

人新世に関しては様々な開始年代が提案されており、完新世暦に対応させて12,000-15,000年前の農耕革命を始まりとするものから、1960年代という遅い時期が開始期だとする意見[22]まで幅がある
2016年の国際シンポ[23]では相次いで行われた大気中核実験や中東産の1バレルあたり1~2ドルといった安価な原油を利用した工業化による大量生産/大量消費の地球規模の大衆化による人工物質の増大,化学肥料・農薬・品種改良等による食糧生産の増大や抗菌薬(抗生物質)等による感染症の予防などによる平均余命や人口の増加が顕著となる1950年代が区切り目ではとの意見も示された。
2019年6月時点で批准プロセスは継続中であり、いずれ年代は断定的に決定されることになるが、1945年のトリニティ実験が他の案よりも有力である。
2019年5月、AWGは20世紀半ばを開始年代とする票決を行ったが、2021年まで最終決定は行われない模様である[20][24]。

人新世の最も若い年代、特に第二次世界大戦後は社会経済や地球環境の変動が劇的に増加しており、この時期は幾人かの学識者からグレート・アクセラレーションと呼ばれている[1]。
例えば、ロンドン地質学会は1945年をグレート・アクセラレーションとして言及している[25]。

「人新世」って何?
日本で知るべき “世界中で起こっていること”

12/15(火)  文春オンライン

『人新世の「資本論」』(斎藤幸平 著)集英社新書

古代ローマ時代、文化都市アレキサンドリアの工学者ヘロンは、蒸気の圧力によって動く様々な機械や仕掛けを生み出した。
もしもこの時に蒸気による動力が奴隷の代替として用いられるようになっていたら、産業革命は何世紀も前に起こっていたかもしれず、「人新世」はもっと早くに始まっていたかもしれない。
という仮想が本書を読み進めている間、何度も頭を過ぎった。

古代の人々の営みを知ることは、我々の生きる時代を俯瞰で見るのに効果的だ。
かつて生産力至上主義をかかげていたカール・マルクスも、晩期になって自然科学研究に没頭し、権力関係も支配従属も発生させない古代ゲルマン人の脱成長型「マルク共同体」に希望的観測を見出していたという。
古代ローマの博物学者である大プリニウスは、ミツバチの社会生活の中に人間が学ぶべき利他性や、地球の秩序を敬った生き方があると著書「博物誌」に記しているが、恐らくこの人の言葉も晩期のマルクスには格好の研究対象となり得ただろう。

いまや資本主義という経済システムが地球環境に及ぼしている影響は、温暖化による天候の変化といったあからさまな現象となって顕れている。
パンデミックのロックダウンで経済の動きを止めてみれば、ヴェネチアの運河やガンディス川の水はたちまち透明になり、汚染が払われた大気の向こうに普段は見えないヒマラヤの山々を望めたという都市もあった。
しかし、地球が本来の健康を取り戻すその傍らでは、職を失った人々が困窮によって生命存続の危機に逼迫され、結局アマゾンの森林を焼くことで、地球の健康を慮るよりも経済に還元できる農耕地を増やしてくれるリーダーに縋るようになる。

地球には本来、何がしかのダメージを被ってもそれをリペアする自然本来のレジリエンス(回復力)が備わっているという。
しかし一定以上の負荷が掛かればその回復力は失われて、取り返しのつかない事態を招きかねない。
そんな自覚を持って日々生きている人間が、この世にいったいどれだけいるのだろう。
人類と、そして人類が生み出した経済という圧倒的な統治力が今や自然の支配者となり、地球を破滅の道へと導いているという認識はどこまで浸透しているのだろうか。

このままでは、人類の歴史は想像している以上に短い期間で終わってしまうだろう。
絶望が人類の頭を蝕む前に、この本が現れたのは一つの救いかもしれない。

果たして今回のパンデミックの経験によって経済の容赦の無い性質と正面から向き合わされた私たちが、今後この地球でどう生きていくべきなのか、気の利いた方法を誰かが提示してくれるのを黙って待っている場合ではない。経済力が振るう無慈悲な暴力に泣き寝入りをせず、未来を逞しく生きる知恵と力を養いたいのであれば、本書は間違いなく力強い支えとなる。

さいとうこうへい/
1987年生まれ。大阪市立大学大学院経済学研究科准教授。ベルリン・フンボルト大学哲学科博士課程修了。権威ある「ドイッチャー記念賞」を受賞した『大洪水の前に』は世界5カ国で刊行。

やまざきまり/
1967年、東京生まれ。漫画家・文筆家。東京造形大学客員教授。著書に『テルマエ・ロマエ』『ヴィオラ母さん』など。

ヤマザキマリ/週刊文春 2020年12月17日号
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