発酵水は、母なる海の恵みの日本在来の天然海藻(緑藻類・褐藻類・紅藻類)
およそ30種類を独自製法で長期自然発酵させて、手づくりで原液づくりをしている発酵飲料です。

玄米は体に良いのか?悪いのか?


※少なくなりましたが、まだ見かけられる稲の天日干し風景

25年ほど前になりますが、玄米菜食や自然塩などをはじめ「食と食養法」を勉強していました。
そのとき、自然療法家の一人との出逢いがあり、「玄米のフィチン酸の害」のことや「自然海塩のニガリの害」のことなど、今までまったく知らなかった世界を知ることになりました。

その後、その自然療法家の師匠である先生とも出逢う機会を得て、実に様々なことを教えていただきました。
これらの体験が今の私を形づくる礎になったように思います。

その様々な学びの中でも、強烈なインパクトがあったのが、
玄米のフィチン酸のキレート作用によるミネラル不足を引き起こす働きと、自然海塩のニガリ(塩化マグネシウム)によるタンパク質凝固作用による人体への悪作用でした。

これらは強力に私の知識の中に刷り込まれて、今もネットやSNSなどで玄米食や自然海塩などの話題に遭遇するたびに、コメントしたい気になります。

しかし、何事も絶対に正しいということはないですし、断言したりできないほうがこの世の常だと思います。
いやむしろ、これが正しいとか、間違いだと決めつけるほうが無理があるのかもしれません。

故船井幸雄さんが言われていた「すべてが必然必要」という考え方があります。
良い悪いはなく、正しい間違いもなくて、すべてが必然必要で在るということだと思います。

それを決めるのはあなたであり、私たち一人ひとりなのです。
なので最近私はますます、できるだけ断言しないように、気をつけるように心がけています。
過去記事などでも、断言しているようなことがありましたら、どうぞご容赦ください。

さて、前置きが長くなりましたが、
今日は玄米食の是非論の的になっているフィチン酸の問題について、従来の私の知識とはまったく違う新しい知見を得ましたので、ご紹介させていただきます。

玄米は安全なの?危険なの?
フィチン酸の効果について
東京産業新聞社 ガジェット通信より

健康増進のため玄米食を試してみようと、お考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、いざ玄米食について調べると、「玄米は体にいい」という論と、「玄米は体に悪い」という論に出くわします。

なぜ、このように両極端な論が展開されているのか。
そのカギを握るのが、玄米に含まれる「フィチン酸」という物質です。

『玄米の胚芽や表皮にはフィチン酸が含まれており、強いキレート作用(金属イオンを結合する作用)により、体内のミネラルを結合して排泄してしまう』、これが「玄米は体に悪い」とする論の論拠となっています。
つまり、玄米を食べるとミネラル欠乏症に陥る
ということのようです。

最近では、WEBのニュースサイトでも『玄米のフィチン酸によるミネラル排出』について言及する記事も見受けられます。
また、フィチン酸の効果を弱めるため、発芽玄米を推奨する記事もあるようです。
これらの「玄米は体に悪い」とする論が正しいのかどうか、フィチン酸に注目して情報を整理します。

■「フィチン酸」と「フィチン」との違い
強力なキレート作用で、体内ミネラルを排出する「フィチン酸」ですが、実は玄米に含まれているのはフィチン酸ではありません。
フィチン酸に金属イオンが結合した「フィチン」の形で、玄米の胚芽や表皮に含まれているのです。

たしかにフィチン酸はキレート作用を持ち、ミネラルと強く結合します。
しかし、「フィチン」はすでに複数のミネラルを結合しているため、体内のミネラルと結合することはありません。
つまり、体内のミネラルを排出してしまうようなことはありません。

「抽出したフィチン酸を添加した1925年の研究を根拠に、食品中のミネラルやタンパク質との強い結合となっている場合に、消化吸収を妨げる方向に働くと考えられてきた。
しかし、現在では糠などに閉じ込められた状態では、ミネラルの吸収に問題が見られないことがわかってきた。」
※Wikpediaの「フィチン酸」からの引用です。

フィチンから、マグネシウムやカルシウムを脱塩して抽出したものが「フィチン酸」です。
フィチン酸は、消化吸収を妨げると考えられてきましたが、しかし、糠(ぬか:玄米の表皮を削り取ったもの)に閉じ込められた状態では、ミネラル吸収に問題がないことがわかっています

■「発芽玄米」と「フィチン」
WEBでフィチン酸について調べていると、発芽玄米をすすめる記事に出会います。
内容的には「発芽玄米なら、フィチン酸が分解されるから安全」とするものです。

たしかに発芽の過程において、少しずつフィチンが分解され、生育に必要なリンが取り出される仕組みになっています。
発芽すればすべてのフィチンが分解されるような記事も見かけますが、実際には芽を伸ばしていくに従い、徐々に分解されていきます。
発芽玄米を食べる段階、つまり、発芽したての段階では、分解されているフィチンは微量なのです


自宅で発芽玄米をつくることをすすめる記事も見かけますが、玄米を発芽させるには、32℃程度の温水に1日~2日浸けることになります。
これは、セレウス菌や黄色ブドウ球菌などの繁殖が活発になる環境でもあります。
食中毒の原因となる菌が繁殖する可能性もありますので、ご自身で発芽させることはおすすめできません。

玄米に含まれるフィチンは、体内のミネラルを奪ったりしません。
ですから、フィチンの安全性を気にして、発芽玄米を選ぶ必要はありません


■結局、玄米は安全と言えるのか
「フィチン酸」によるミネラル欠乏症は、故柳沢文正氏(明治44年~昭和60年)がフィチン酸の性質を根拠に『フィチン酸の豊富な食品を摂取していると、キレート作用が働き、体内のミネラルが欠乏をきたす可能性があるかもしれない』と仮説したことに端を発します。

安全性の面で言えば、厚生労働省の『既存添加物の安全性の調査研究(平成18年度調査)』が指標となるのではないでしょうか。
この調査の中で、米ぬかから抽出したペプチド及びフィチン酸は、安全性に問題がない
としています。

フィチンは、抗ガン効果、心臓、血管疾患の予防効果などでも注目を集めています
最後に、フィチンの効果について記された書籍を紹介します。
ご興味のある方は、ぜひご一読ください。

『天然抗ガン物質 IP6の驚異』ー革命的効果でガンの治療が変わる

玄米のみならず、フィチンはゴマや豆類、ココアやトウモロコシなどにも多く含まれています。
このことからも、玄米に含まれるフィチンだけを問題視するのは不自然だと言えるでしょう


多くの食品に含まれているフィチン。
うまく食生活に取り入れて、健康増進に役立てたいですね。
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